横浜の印刷会社 シュービの村田です。
書籍等に使う、少しクリーム色をした目に優しい印刷用紙「淡クリームキンマリ」。白色度が高いと目が疲れるので文字が多い印刷物に最適です。
※この写真では、良く判りません 涙
頂いたお仕事が試験問題だったので写真が取れませんでした。
しかし、この用紙には泣かされた事も多く、仕入れ先から急に「暫く入荷しません」と言われたり、「受注生産品になったので、簡単に手に入らないので他社の類似製品でお願いします。」と言われてお客様に事情を説明して見積と違う用紙で納品させて貰ったり、紙のカールが酷くてオンデマンド印刷時にジャムをしてしまいSEさんを呼んだら、「他社さんでもこの紙が通らなくて呼ばれましたけど何と言う紙ですか?」と聞かれ「クリキンだよ、少ししか買わない印刷屋には芯の所が来るからカールが強いんだよ!」と他の印刷屋さんと話した都市伝説を教えました。※多くの印刷屋は上手く行かないと紙やインクのせいにして気を紛らわすのであてにならない都市伝説。
印刷屋を始めたころから「淡クリームキンマリ」と発注したことも無く、「クリキン」と発注していたので、この「淡」は「タン」「アワ」「ウス」なんて呼ぶんだ?と疑問でした、印刷用紙辞典で「あ行」なので「タン」は無いなどど言いながら洋紙屋さんに確認したら「たぶん・・・ウス」とたぶんは嫌なので「ちゃんと聞いて来て」とお願いしました。
後日いただいた答えは「ウス」でした。
判ったところで発注はFAXだし、急いで電話の時は「クリキン」なので意味は有りませんが。
造っている製紙メーカーは北越製紙→北越紀州製紙→北越コーポレーションと名前が変わっているのですが、「クリキンはクリキン」です。出版不況が続くとまた造らなくなっちゃうのかな?不安です。