横浜の印刷会社シュービの村田です
横浜もやっと、秋らしい気温になったと思ったらなんだか急に寒くなりました
風邪をひかないように手洗いうがいをしたいと思います。
さて、木材・繊維・そして紙にも流れ目が有ります。
大工さんは順目をほとんどの方が「ならいめ」って呼んでいます。印刷屋は「じゅんめ」と呼ぶ事が多いです。
逆目も大工さんは「さかめ」印刷屋は「ぎゃくめ」と呼ぶ事が多いです。私は仕事を始めたばかりの頃に、B3判チラシをB4へ二つ折りして貰う仕事の時に間違えて逆目で印刷してしまい、製本屋さんの親分に「さかめだよ!」と教え(どな)られてからずっと「さかめ」って言っています。
逆目の用紙でも、折機の回転を下げて少し緩く折ると背割れが軽減されて殆ど目立たない状態して納品してくれました。
因みに現在はJIS規格で「ぎゃくめ」って決まっています。
用語の統一感の無さも印刷業界の緩いところかとも思うのですが、この業界で40年以上ご飯を食べさせていただいていると、昔覚えた事をそのまま使いたくてJISで「ぎゃく目」って決められても「さか目」って小さな声で言ってしまう64歳です。
因みに「目」に逆(さか)らうと様々な印刷障害が発生しますので、用紙発注時には縦目と横目を作業指示書が本当に正しいか?もう一度確認して発注しています。
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