勝手に思うままに 榊原秀光のブログ

日頃 思っていることや感じたことを思うままに書きます。

勝手に思うままに 47

2010-02-12 06:31:55 | 平和
『ALWAYS 三丁目の夕日』という映画をかみサンと2人で見に行ったときのお話
です。
ストーリーは昭和33年の東京が舞台。東京タワーの完成する年に、その当時の
人々の生活の中に人としての温もりであったり、人情、敗戦後の復興、あの頃の
日本人ってあんなにも人間らしかったんだ。と、昭和30年生まれの私は、ウル
ウルしながら見たのでした。

勝手に思うままに47 小成功病

 第2次世界大戦に負けた当時の日本は、極端に貧しかった。
私の幼少の頃は、家にテレビがなかった。映画のシーンでもありましたが、テレ
ビのある近所の家に集まり、プロレスを見た覚えがあります。
そのテレビからアメリカ人の生活が映し出される。どれほど子供心にうらやまし
い思いをしたことでしょう。
その貧困にあえいでいた日本人が、「これからの時代はお金がすべてである」
と確信して、その目標に向かってがむしゃらに働き、望みを達成することができ
た。今や、世界一贅沢が出来る国になったのではないでしょうか。
しかし、お金が第一だと目標を決めて、ひたすら走ってきたことの負の側面が、
社会的な“病気”として、徐々に深刻さを増しつつあるようです。

 いじめによる死、その事実を隠ぺいする学校関係者、毎日のように、異常な事
件が続発している。それも、特殊な家庭のことではない。ごくごく普通の家庭で
起きている異常な事件の連続に、社会の“病気”を感じてしまう。
「社会の病気」その原因の一つは、日本人が敗戦後六十年間を歩んできた価値観
の中にあるような気がしてならない。
 微差が60余年という月日により、価値観が変わり、それに気づかずに今も平
和そうに暮らしている。
 国家破綻とかよほどのことがないかぎり、動くことはないのでしょうか。

「よい国つくろう」日本志民会議 本当に必要なときになってきました。