なにげな言葉

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迷宮・緑柱玉の世界の独り言

メルマガ・『緑柱玉の世界:舞舞螺語る』19 2002.08.08発行

2002-08-08 | メルマガ
****** President Mail ******

こんばんは。

今日は、緑柱玉が一章の書き直しに力を入れているので、

発行のメールは僕が書きます。


この長期休暇で、思いがけず別荘にきた。

ここ数年別荘のことは口に出さなかった。

出せなかったというほうが正しい。


もう他人のものになっているとばかり思っていた。

信隆の死により、失ったものと思っていたので、緑柱玉には触れないでいた。

でもこのHPで別荘の話が出た時、たずねてみたら、緑柱玉が所有していた。

本当にびっくりした。

緑柱玉はこの休みに、北海道がいいといった。

でも僕は此処に来て、懐かしむことと自分を見つめなおしたかった。

この休暇前に、訪れたときもそうだったが、林を抜け見えてくる建物を見た時、

時が逆戻りしたのかとさえ思った。

でも、元の主がいなくなり、内装に少しの変化があった。

それは、いたるところに張られた写真。

明らかに緑柱玉が飾ったのだろう。

綺麗な額に入った、いくつもの写真。

信隆の家にあった、膨大な本は此処に移動していた。

緑柱玉は、一人此処に来ては、その本をむさぼるように読んだのだろう。

そんな時間の経過の中、『緑柱玉の世界』を構想していたのだろう。

信隆の使っていた部屋のデスクには、彼の残したいくつもの品が綺麗に整理されていた。


それでも、僕の居場所がちゃんと用意されていた。

それぞれの部屋にそれぞれのインテリア。

僕の忘れかけていたつり道具もそのままあった。

机にはガラクタのようなものまで残っていた。


ただ変わったのは、地下室。

もう以前のようにプレイができる部屋ではない。

すべての道具は処分された。

それは緑柱玉の生活の変化、心の変化だろう。

だからここでの激しい責めは、『緑柱玉の世界』だけのこととなった。

今は、工房のようになっている。

緑柱玉の思いを形にする工房。

出来上がるものは様々。

絵であったり、アクセサリーであったり・・・

仕事を忘れ、したいことを何でもできる。

贅沢な空間になっている。

そして僕もそこの住人に再びなる事が出来た。

緑柱玉に聞いたんだ。

どうして別荘の事言わなかったって・・・

緑柱玉は笑って、「聞かなかったでしょ。」といった。

自分だけの空間を手に入れたんだから、言わなかったんだろうな。

信隆との二人だけの空間だもんな・・・・・・・

少しsentimentalになる空間がここにある。


      *舞舞螺*


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