そもそもダム建設に賛成してきた連中に天誅が下ったのである。
自然を破壊しなくとも自然は必要な時に自然を破壊してくれる。
それが人間に脅威を与えることで、人間は進歩してきた。
ダムを作ると人工的な災害に見舞われる方が確率的には高いのである。
コンクリートのダムは100年持たない。いま、コンクリートを作るための砂も確保できないところまで来ている。川砂や海砂を採取することによって海岸そのものが浸食され、海水浴場は閉鎖、漁場は侵食され続けている。
山地の土壌は弱くなり、コンクリートは急速に劣化する。
宮が瀬ダムを見学すると分かるが、至る所に亀裂が走っている。
こういう現状では結果まで100年は持たない。
そうなると大惨事が起こる。
それ以前にも大量の雨は山地が保水できず一気にダムに流れ込むが、ダムは貯水容量をオーバーするため、一擧の放水する、そして大量の水が怒涛のごとく下流へ流れ込み。
これが人工災害のおそろしい点である。
山肌を削り削り土石流がすべてを呑み込んでいく。
人間に容赦などしない。
今後都市が今までのように肥大するかというと、そういう方向には行かないであろう。
高級品が売れなく、デパートが閉鎖し、仕事を無くなり、路頭に迷う人々が増えるであろう。
ダムに水があっても食料が手に入らない。
感染症はどんどん広がり手がつけられなくなる。
今のうちに過疎地に行き、開拓し、昔帰りが必要となる。
神は人々にそのように暮らすことを望んでいた。
だから、人々は山でも暮らせたのである。
大体、山を削ったり木をむやみに切り倒したりすることは、本来の人間のやることではない。
昔の人たちは木を一本切り倒すにしても、神に許しを得たのである。
山へ行けば至る所に山の神がある。
神とは大和言葉でかみである。神とはわれわれよりも上にある存在である。
上をかみと読む。髪の毛は人体の一番上にあるがために、かみという。
かようにして高い山の上には山の神が存在すると信じた昔の日本人は自然に対して謙虚であり、つつましやかであった。
人間はそういう山の自然を破壊する国家のやり方に反対するのが本来地元に住む住民の務めである。国家権力がいなかる悪行を行おうとも決起し阻止するのが人間の命をためす時である。
自然はありがたきかな。すべての恩恵は自然から得ているのである。
賢しらな教育を受けた人間が自然を越えることなど出来るはずはない。
一番利口な人間は自然に従うのである。決して生易しい道を自然は与えてはくれないが、それを守ることが長く生きながらえる知恵である。
吾妻渓の自然をみすみす破壊することなど人間には許されていない。
もし八ッ場ダムを作るなら必ず禍が起こるのである。
自然は人間に自由を与えない。与えられた自由以上のものを望むことは適切ではないからである。
民主党が政権を獲ったのも何かの兆しである。
天災の下で多くの人間が犠牲になっても天を恨むわけにはいかない。
犠牲になるということ
天災でダムが崩壊すると人は人災であるという。
必ず作ったものへの反論が起こるが結局だれも責任をとらない。
作らなければ、作らないで不平をぶちまける人間が出てくるであろうが、天災に不平を言っても始まらないのである。
治水のために東京都での大地下貯水溝などを作ってみたが、実際は予想を超える大雨のためにそれらは役に立っていない。
江戸川河川外郭放水路にしてもそうであるが、直径10mもあるトンネルを通して江戸川際の貯水槽に大雨などで越谷・草加・春日部などのあふれだした水をため込み、ジェットエンジンを使ってそれらのたまった水を江戸川へ放流するための巨大な建造物がある。
もともと地面が水を吸収してくれていたが、住宅の密集などで、水は地面に吸収されなく排水溝に流れるだけである。都市はどこでもそうだが、人口が増えたために掛かる経費は莫大な額に登り、設備を整えるだけでさえ、税収では足らなくなる。
もちろんダムは出来るまでに山中へ莫大なコンクリートを打ち込む。実際見えているコンクリートのダムは氷山の一角である。
それらのコンクリート内に配線されるケーブルは
コンクリートは水と触れると熱を発するため、至る所にセンサーが埋め込まれている。
地上のビルなどは建て替えのために、取り壊しをされても水圧で水が流れ出ることはないが、巨大ダムの建て替えそのものが困難である。
単に維持するだけでも莫大な金がかかる。また、ダム以降の川への水の放水が遮断されると川は常に渇水状態のままであることが多く起こっている。
コンクリートそのものがさまざまな問題をはらんでいる。
建築物などでは壁がはがれることは頻繁に起きている。
新幹線などの橋脚もボロボロになってきている。
下は江戸川河川外郭放水路のセグメント剥離を扱った記事である。
http://blogs.yahoo.co.jp/guntosi/21781616.html
関東整備局江戸川河川 外郭放水路セグメントはく離はトンネル内外圧に起因 2次覆工へ20060106建設工業
関東地方整備局江戸川河川事務所は5日、「首都圏外郭放水路」トンネルのはく離とその対応策を発表した。セグメントの継ぎ手部に埋め込んである止水用の水膨張ゴムが流入水で膨張、トンネル内の水圧が減少しても体積がすぐに変化せず、シール材の溝だけに想定を超える圧力が生じ、セグメントの一部がはく離したと推定。今後は2次覆工を行う対策を講じる。はく離の発生メカニズムは、内圧が作用する大深度かつ大口径のトンネルでは新たな技術的知見だという。
首都圏外郭放水路は、中川・綾瀬川流域の治水対策として、大落古利根川、倉松川、中川などからの洪水を江戸川に円滑に排水するための地下河川。流入施設、第1~5立坑、各立坑を結ぶシールドトンネル、排水機場で施設構成されている。総延長は約6・3キロ、トンネル内径は約10メートルに上る。
02年度から江戸川寄りの第1~3立坑間(約3・3キロ)の試験運用を開始した。その年の6回にわたる出水があった後、施設点検を実施したところ、第2~3立坑間の第2工区トンネル(セグメント方法・高合成金具継ぎ手)を中心にセグメントの一部がはく離していることが判明。以後、事態を憂慮した同事務所は専門家を交えた「首都圏外郭放水路トンネル覆工検討委員会」を設置し、原因の究明と対応策の検討に当たってきた。
最近のダムのホームページには重要な数値を掲載していない。
宮ヶ瀬ダムホームページ
黒部ダムホームページ
小河内ダム(奥多摩湖)
九頭竜ダム(汚職の争点渡辺恒夫などの関与がうわさされた。石川達三『金環蝕』に詳しい。)
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ダムの種類のホームページ