最低気温は24.2℃とだるーい朝、東の春日奥山は湿度が高いため靄って
シルエット状に浮かび上がり、明日には梅雨明けになるの!?

昨日の午後3時頃、小さな庭では今年も自生えの『オシロイバナ・色粉花』が
咲いていた。今年は黄色だけでなく赤や絞りも
『一つ木におしろいの花の黄と赤と』 正岡子規(白粉花)

南アメリカ原産でオシロイバナ科の多年草。園芸上は一年草としても扱われ、
高さ約1メートル、葉は広卵形で、対生する。花は夏から秋にかけて咲き続け、
色は紅・白色や絞りなどがある。らっぱ状の花は夕方にかけ開き、芳香がある。
昆虫はこの花の多彩な色で引きつけられ、香りでも引きつられて受扮する。
『雨の降るおしろい花や時化んとす』 阿波野青畝

『おしろいを咲かせおびただしき露を』 山口青邨

夕方咲くことより和名としてはユウゲショウ(夕化粧)とも呼ばれるが、
江戸時代初期に渡来し、種子の白い粉をおしろいの代用にしたことより
『オシロイバナ・白粉花』と。この名付け親は博物学者、貝原益軒とも。
(*大辞泉をもとに加筆している)