カメラを片手に

唐招提寺・鑑真和上の故郷の名花「瓊花」の特別公開は5月3日まで

今朝も15.0℃と暖かな朝、日差しもあり今日は30℃越えの真夏日になるかと
思えば、曇りはじめ正午の25.3℃が最高気温、これで5月初旬らしい。
ところが明日からは気温は急降下で、平年並みかそれ以下にも。
東の春日奥山は春霞に包まれており、原因はPM2.5がやや多く飛散している。
      11時、24.0℃、58%

今日の誕生日の花は、サクラソウ科の「サクラソウ・桜草
花言葉は、開花期間の短く、長くは続かない美しいものに例えられたようで、
 「少年時代の希望」、「青春」 に。
      

奈良公園の桜、八重桜も多くは花が散り一番遅咲きの「ナラノヤエザクラ」も
奈良倶楽部通信によれば16日には満開、25日迄には見頃も終わりそう。

奈良の春を彩る花、サクラからフジ、ツツジ、シャクナゲ、ボタンと次から
次へと花見物には事欠きませんが・・・全体的に10日前後早まっている。
珍しいところでは「唐招提寺」の「瓊花・けいか」、
唐招提寺ホームページに、4/19のお知らせとして載せられていた。
     御影堂供華園(くげえん)・瓊花の特別公開について
    期間:令和5年4月21日(金)~5月3日(水・祝)
    時間:午前9時~午後4時
    拝観:無料(南大門通常拝観料1000円のみ必要)

瓊花は、鑑真和上の故郷・中国江蘇省揚州市原産の名花で、隋の皇帝・煬帝が
大変気に入り「瓊花(チウンホア)」は「玉蘂」とも呼ばれ、その芳香のある
黄白色の花が愛でられ、門外不出となったガクアジサイに似た白い花です。
ただ不稔のため「聚八仙」という台木に接ぎ木して増やされたが、元軍の進入
とともに絶え、残った台木の「聚八仙」が「瓊花」と呼ばれるようになったと
もいわれている。

ただ鑑真和上に栄叡・普照が来日を要請した揚州・大明寺の庭で大切に育てら
れ、鑑真和上遷化1200年にあたる1963年(昭和38年)、その記念事業の一環
として中国仏教協会から贈られました。
唐招提寺では初代の瓊花を株分けし、現在御廟の1株と御影堂供華園の10株
まで増え育てられました。

御廟に入り口から苔むした林を抜けて池を橋で渡りれば御廟、手を合わせる。              右側に一木の細い木があり、中国の趙紫陽首相お手植えの瓊花、数輪だけ咲く
                                                       👇中央の白い花
      御廟の1株

スイカズラ科ガマズミ属の半常緑低木で、学名は Viburnummacrocephalum 
f. keteleeri。英名は Qiong-hua, Baxian-hua。
「ムーシュウチュウ(木綉球)」の近縁種で、高さは4mほど葉は卵形から
楕円形の革質で、縁には細かい鋸歯がある。
花は、白色の両性花とまわりに8個の真っ白な装飾花を咲かせます。別名で
「ハッセンカ(八仙花)」とも呼ばれます。
      

御影堂供華園へは、解体修理が終わった御影堂の西側、中興堂から入ります。
      
      
右へと御影堂へと向かえば、鼻先にアーモンド様の重たげな甘い香りが漂う。
係の方がおられた。
      



 

甘い香りにひかれて昆虫が・・・ハナムグリや蝶などが


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