カメラを片手に

ニワトコの花が咲く大和文華館

北風が吹き雨の荒れた春分の日、最低気温は午前8時半頃4.9℃で、10時頃
の7.5℃から上がらず、昼過ぎには急に下がり出した。
寒気が南下してきた証拠で、明日にかけ真冬並みの天候になりそうです。
なお最高気温は午前4時半頃の10.5℃と異様な気温変化ですね。
      11時、6.9℃、63%

NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花はスミレ科の多年草「スミレ・菫
小さな紫の花を咲かせるスミレ属の植物の総称で、ラッパのような形の花は
5枚の花弁のなかの1枚だけ大きく、花は左右対称の形をする。
            

野生のスミレは日本では80種類、その中でスミレといえば「タチツボスミレ」
ですね。
      

なお漢字で「菫」、部首は艸部に属し、画数は11画、漢字検定の級は1級、
読み方は、キン / すみれ / とりかぶとなどがある。 
江戸時代の中国・日本の薬草研究者が、今は鳥兜と書く「菫・トリカブト」
を誤って用いたと言う説もある。
花言葉は「誠実 / 真実の愛」

先日の大和文華館で「ニワトコ」の花が咲いているのを見つけた。
      3/14大和文華館

「ニワトコ・接骨木/庭常(当て字か)」は、ガマズミ科の落葉低木・小高木で
ハリー・ポッターでは「魔法の杖」になっている。

漢字表記「接骨木」と書くように、枝や幹を煎じて水あめ状になったものを、
骨折の治療の際の湿布剤に用いた民間薬として利用されたことからで、さらに
若葉は山菜として食べられている。

新枝の先に直径5㎜ほどの小さな花が円錐状に集まって咲く。
花の集まりの花序は直径5~10㎝ほどで、泡立つように咲きよく目立つ。

小花の花冠は深く5つに裂けて反り返り、萼も5つ。
中央には雌蕊と5本の雄蕊があり、雌蕊の先端は暗い紫色で3つに裂ける。
      

和名の由来は不明だが、古い和名のミヤツコギ(美夜都古木/宮子木/御奴木
/造木)が転訛したとする説や京都の方言とする説などがある。

この古名「ミヤツコギ・造木」は「宮仕う木」に由来し、紙を切って木に挟み
神前に捧げた幣帛(御幣)が、大昔は木を削って作られた木幣だったものと
推定されており、その材料に主にニワトコが用いられた説もある。

平安時代の本草書『本草和名』に「接骨木、和名美也都古木」とある。

源順『倭名類聚抄』934年では、接骨木に「和名美夜都古木」と。
平安時代後期の歌人源俊頼の自撰歌集『散木奇歌集』1128年に詠む
『春たてば 芽ぐむ垣根の みやつこ木 我こそ先に 思ひそめしか』

古事記「允恭天皇記」が伝える衣通王の歌に「山たづ」が歌われ、「迎う」
の枕詞として使われ、「山たづは今の造木なり」との注釈がある。
『岐美賀由岐 氣那賀久那理奴 夜麻多豆能 牟加閇袁由加牟 麻都爾波麻多士』
                    「此云山多豆者 是今造木者也」
読『君が行き け長くなりぬ 山たづの 迎むかへを行かむ 待つには待たじ』
                                          「ここに山たづといへるは 今の造木なり」 

小野蘭山『本草綱目啓蒙』1806年、接骨木に
「タヅノキ キタヅ ニハトコ ハナノキ 上野 ヤマトウシン 肥前 ハタコノキ
 加州 シヤクヲシノキ 同上 センキヲシ コブノキ 南部 クサジキ 上総 」と。

このことから別名はセッコツボク、タズ・タズノキ・キタズ、ハナギ(花木)、
ダイノコンゴウなどがある。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「花日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事