午前7時過ぎ東の稜線から陽が差し込み、最低気温は4.8℃と冷え込みは弱い。
昨日と比べれば風も弱く、日差しもありぽかぽか陽気で、午後2時過ぎには
14.8℃まで上がっていた。

お昼のニュースで法隆寺でも正月を控え、お身ぬぐいをされていた。

この暖かさで、我が家も少しずつ大掃除を始めねばなりませんが・・・
腰が上がるどころか、居間でお昼寝をする我、ワールドカップで狂った生活
習慣、齢からか戻るのに時間がかかりますね。
近畿地方では今日は一番早く日が暮れると言う。あっという間に日暮れ!
さてNHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花はツバキ科「チャ・茶」
原産はインド、中国からインドシナともいうが詳細は不明、日本での標準和名
チャノキの語源は、中国大陸から茶が渡来したときに、漢名の「茶」を音読み
したものという。
花期は10月から12月初旬頃で、白い5花弁の花が短い柄からぶら下がるように
下を向いて咲く。特徴は多数の雄しべと、花弁を抱え込むように丸く開く。
花言葉は「追憶」

日本で茶が登場するのは、奈良時代729年、聖武天皇が宮中に100人の僧侶を
集めて大般若経を講義し、その2日目に行茶と称して茶を賜ったと伝えられて
いるのが初めてのことだが・・・縄文時代晩期の真福寺泥炭層遺跡からチャ
の実の化石が見つかり、かなり以前い東アジアから日本へ伝わったようだ。
*行茶(ぎょうちゃ)とは、お茶を行じる=お茶を飲むことが修行の一つとされる
飲用される茶は、諸説あるが1191年に栄西が中国から持ち帰った種子の子孫
にあたるり、現在約9割栽培されている栽培品種の「やぶきた」系統も、これ
より1955年に選抜された静岡県登録品種にあたります。

2022.10.26柳生の茶畑専業農家で
また先日受講した「日本茶のインストラクターに学ぶ大和茶の世界」では、
1654年に日本に渡来した黄檗宗萬福寺の隠元禅師が、釜炒り茶の製法と合わ
せて急須にお茶の葉を入れ、熱湯に注いでしばらく置き、お茶の葉を濾して
お茶を淹れる現在の飲み方を招来したとされている。
なお萬福時には隠元禅師が愛用した急須が残されていると。
江戸時代以降庶民にも茶を飲む習慣が広まっていったが・・・
明治時代に、日本の緑茶の輸出比率、1883年では93%とほとんど輸出され、
9年後の1892年でも77%もあったのが、紅茶の生産がインドやスリランカで
始まり急激に廃れた。
なお明治時代日本では庶民は、緑茶じゃなく番茶や釜炒り茶を飲んでいた。
1960年頃より、紅茶が日本の市場に入り出し、日本茶の生産が減っている。
昨年、日本1位の生産量は静岡県から鹿児島県にとって代わっている。
茶・・不発酵茶・・緑茶(蒸製)・・煎茶、玉露、かぶせ茶、玉緑茶(蒸しグリ)
番茶、てん茶
・・緑茶(釜炒茶)・・龍井茶、黄山毛峰、玉緑茶(釜グリ)
・・弱発酵茶・・白茶・・
・・半発酵茶・・青茶・・ウーロン茶
・・発酵茶・・・紅茶
・・後発酵茶・・黄茶
・・黒茶・・プアールチャ
お茶の分類に関しては伊藤園のHPをご覧ください。
今回は70℃前後のお湯で、3種類のお茶を味わう
なお伊藤園HPより茶の見分け方を記す。
玉露(八女茶・福岡)
新芽が2~3枚開き始めたころ、茶園をヨシズやワラで20日間ほど覆い
(被覆栽培)、日光をさえぎって育てたお茶が「玉露」です。最近は、
寒冷紗(かんれいしゃ)などの化学繊維で覆うことも多くなっています。
光を制限して新芽を育てることにより、アミノ酸(テアニン)からカテキン
への生成が抑えられ、渋みが少なく、旨みが豊富な味になります。
海苔に似た「覆い香」が特徴的です
かぶせ茶(大和茶・奈良)
かぶせ茶は玉露よりも短い1週間前後の被覆期間で、陽の光をあてずに新芽
を育てるため、茶葉の緑色が濃くなり、渋みが少なく旨みを多く含む。
煎茶(川根茶・静岡)、
蒸して揉んで荒茶を製造するもっとも一般的な製法でつくられたお茶を
「煎茶」と呼びます。
そしてもう一種、深蒸し煎茶(知覧茶・鹿児島)を入れ、
*深蒸し煎茶とは、普通の煎茶よりも約2倍長い時間をかけて茶葉を蒸してつ
くったお茶を「深蒸し煎茶」または「深蒸し緑茶」と呼びます。
茶葉の中まで十分に蒸気熱が伝わるため、形は粉っぽくなりますが、お茶の
味や緑の水色が濃く出ます。
青臭みや渋みがなく、また長時間蒸されることで茶葉が細かくなり、お茶を
いれた際に茶葉そのものが多く含まれるので、水に溶けない有効成分も摂取
できる特徴をもっています。
この4種で闘茶を行った。
「闘茶・とうちゃ」は鎌倉末期から室町中期まで流行り、ばくちとして禁止され
たが、現在では茶歌舞伎ともいい、七事式の茶かぶきにその名残がある 。
*闘茶とは、茶の点て方や、茶を飲んで香りや味から産地を推測するなどし
て、勝敗を競う遊び
今度は70℃のお湯ではなく、沸騰したお湯を用いた。
渋み(カテキンやカフェインなど)が出過ぎで、うまみ成分(テアニン)が
よく判らず、一つも合わずじまい。
花 八女茶 玉露
鳥 知覧茶
風 川根茶 ・・・賞を取られた茶畑で?
月 大和茶
客
これを二回繰り返して遊ぶようですが・・・今回は一回のみ。
茶道をたしなむ連れ合いに聞くと、
お酒では煩いのに、茶はからっきしダメやね・・・教えたろかと、
けんもほろろでした。