奈良の朝は気圧の谷と東からの湿った空気の影響で曇り、時折雨粒も落ちる。
気温は深夜の7.8℃から上がるも、午前9時頃の10度を越えたばかり。
奈良市内への道路沿いでは満開の桜が目を楽しませてくれる。

今日4月3日は四(しー)三(さー)で『シーサーの日』、発祥地の那覇市壺屋で2002年より実施されている。
シーサーは沖縄などで屋根の上等に魔よけや守り神として置かれている。
竹富島・郵便局2021.6.29

元は古代エジプトの守護神スフィンクス、シルクロードを通り獅子として
中国に伝わり、13-15世紀ごろには沖縄にもたらされたようだ。
我が家にも、恩師からお土産として頂いたシーサーがおられる。
向かって左の口を閉じるのは雌、右に口を開けるのが雄とされている。

今日の誕生日の花は『タンポポ・蒲公英』別名「鼓草」、 花言葉は『神託 』

昨日の散歩では、地面は春を迎え、色とりどりに華やぎ始めている。
ソラマメ属の一年草の『カラスノエンドウ・烏野豌豆』と一般的には呼ぶが
標準和名は『ヤハズエンドウ・矢筈豌豆 』といい、12枚~16枚からなる小葉の先は矢筈状にへこむことから名付けられたと。

原産は地中海沿岸で、農耕が始まる新石器時代からローマ時代まで食用に。
今は飼料として利用されるのみで、雑草扱いされている。
ところがカラスノエンドウには面白い生存方法がある。
それはこの葉の付け根にある托葉(紫褐色の斑紋)に「蜜腺(花外蜜腺)」が
あり、ここから分泌される蜜を求めてアリやミツバチなどを呼び寄せる。
これは花粉を運んでもらうのではなく、新芽や葉を食べる虫からの防御です。
ところがアブラムシ(アリマキ)が若い茎にびっちりと群れ、茎から汁を
吸い、弱らせているが・・・

アブラムシはアリの好む甘い排泄物を出すためアリには追い払われない。
だがアブラムシを捕食する「テントウムシ」など多くの虫も集る。
今回はアリはおらず、アブラムシを捕食するテントウムシの幼虫がいた。

カラスノエンドウにとり「蜜線」は共存共栄の上手く考えられた植物の知恵
、生存方法ですね。