春日奥山には雲が、でも上空には真っ青な空に。11時
5月下旬、奈良市街より北東に10Kmにある『忍辱山・圓成寺』の
昭和51年に再建された楼門前に広がる美しい庭園で一時を。
庭園は苑池中央と西には中島があり、昔は橋がかかっていた。
「古今和歌集」「伊勢物語」に登場する在原業平の歌を思い出される。
『から衣 きつつなれにし 妻しあれば はるばる来ぬる 旅をしぞ思ふ』
在原業平が東下りの折に「かきつばた」の5文字を句頭にいれて詠まれた
庭園は平安時代末期の寛遍上人のころに造成され、平安から
鎌倉時代にかけて貴族住宅に流行した寝殿造系庭園に類似し、
寺院としては阿弥陀堂の前面に広がる浄土式庭園として、
奥州平泉(岩手県)の毛越寺庭園とともに貴重な遺構です。
(円成寺HPより)
庭園のところどころに「カキツバタ」が咲いています。
アヤメ科の花で、池や川辺の湿地に生え、紫や白の花を
つけ、紫色の花でも、花弁の真ん中は白に。
亀やニシキゴイが放たれております。
楼門前に広がる美しい庭園ですね。
5月中は「いずれアヤメかカキツバタ」といわれますが、
六月からは「花菖蒲」で、ここから20分ほどの柳生陣屋跡近くに
「柳生花しょうぶ園」(駐車無料)があります。
1万㎡の広大な園地に400品種、80万株もの花菖蒲が咲いており、
6月1日から6月30日まで開かれております。
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