梅雨末期の豪雨は逃れようもないことだとは理解しているのだけれど・・・
一昨日・昨日と引き続き、今朝は南九州からレベル5(緊急安全確保)が発令、
高気圧のふちを回り込む暖湿な大気で、一部には線状降水帯も出現し、川内川
と昨年に続き球磨川流域では氾濫も見られ、さらにダムの緊急放流もありうる
らしい。というのも24時間雨量で500㎜に達するようで、今後の水位の上昇が
心配される。2005年7月の川内川水害と同様な災害になるかもしれず、早急な
避難等、厳重な警戒が必要です。
さて奈良は蒸し暑い朝で、午前10時の気温は29.7℃、湿度72%と時折陽差し
もあり、ムシムシする真夏日になりそう。
日本列島に流れ込む北からの寒気と、梅雨前線の影響で不安定な天候が奈良
でも見られ、全国で突然の雷雨に注意が必要です。

200年前(1821年)の今日7月10日(旧暦)、伊能忠敬が測量し、忠敬の死後も
門弟ら編纂していた『大日本沿海輿地全図』大図214枚、中図8枚、小図3枚が
完成し幕府に献上された日です。

その後国防のため、一般の眼にふれることがなかったが、明治になりその後の
近代日本の行政地図の基本図としてこの伊能図は多大な貢献を果たしている。
昔も今も国防には重要なツールですが、一般生活において、カーナビや今日の
ような気象でも防災地図として目にすることが多く、生活になくてはならない
ものとなっている。
なおこの原図は明治6年の皇居大火災で焼失し、献納された伊能家副図も東京
大学付属図書館で保管されていたが、関東大震災で焼失し失われた。
だが2001年に旧陸軍が模写していたものが、アメリカ国会図書館で見つかっ
たのを手始めに、旧海軍などの模写を含め大図214枚の概略が判明した。
2006年5月には「伊能大図総覧」として国土地理院・日本地図センターが発刊している。
今日の誕生日の花は「ホタルブクロ・蛍袋 」Campanula bellflowerです。
小庭では、脇目から咲いた小さなホタルブクロ、椿の間で二度咲きしており、

茶花として床の間を飾っている。

花言葉は「感謝の気持ち」
ひたすら歩き続けた「伊能忠敬」、感謝の気持ちでいっぱいです。
