カメラを片手に

松柏美術館の庭に炉開き椿が咲く

昼までには雷を伴った雨も止んだのだが、気温変化は午前4時前の8.7℃の
最高気温から午前10時の4.7℃迄下がる変な天候になりました。(12時現在)
原因は発達した低気圧の通過で、強い冬型の気圧配置となり、大陸から強い
寒気が南下し、西風の冷たいこと。
でもこの寒さは今日だけで、週半ばには最高気温は20度を越えるという。
この温度変動に身体・・・なかなか慣れませんね。
      12時、6.5℃、82%

小庭ではピンク色の「西王母椿」が10月頃には咲きだし、連れ合いはひとまず
一安心、というのも早咲きの初嵐椿が病気のためか蕾を付けていないのです。
というのも11月からは炉開きだからです。
        

      

そして11月を過ぎて、やっと白色の西王母椿も咲きだし紅白が揃い二安心か

そういえば、10月29日に訪れた「松伯美術館」で、花径が4㎝ぐらいの一重
の小さなピンクの花の「炉開き椿」が咲いていた。




1972年に新潟の民家で発見され、推定で樹齢100年以上経ち、11月からの茶
の炉開きの頃に咲くことから、1980年加藤英世が名付け・発表している。
"花は淡桃~桃色、一重、平開咲き、茶しべ、極小輪。9~4月頃咲く。
 葉は、長楕円形、小形。樹形は叢性、樹勢は強い。枝葉は密生する。"と

2003年に田中淳一氏らによるDNA検査で判明したのは、日本原産のツバキ科・
ヤブツバキの変種である「ユキツバキ・雪椿」と、中国原産で平安期頃渡来し
たツバキ科「チャ・茶」の自然交雑種になると。
面白いことに、ツバキにはないカフェインが含まれ、チャ由来ですね。

でも開花時期はチャが晩秋、そしてユキツバキは4月頃と半年も違うのに
なぜ?、奇跡は自然のなせるわざでしょう。
      

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