地面が濡れていると思えば、奈良にも初雪の便りがあり、今朝の最低気温は
今シーズン最低の0.7℃、曇り空で日差しは時折で、最高気温は13時過ぎの
8.1℃で今シーズン最低、吹く北風も冷たく厳しい寒さとなりました。
11時、5.4℃、71%
NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花は「シクラメン(カガリビバナ)」
サクラソウ科で地中海地方が原産の多年草(球根植物)の総称とされる。
和名は反り返った花びらを見て九条武子が発した篝火のようから、植物学者
牧野富太郎博士が「カガリビバナ・篝火花」と命名したと。
花言葉は下向きに咲く花から「内気なはにかみ」「理解」と。
英語で「sows bread・豚のパン」はこの球根を指し、鉢棚で隠れていた我が家
のシクラメンを取り出せば、世話もせず3年目のためか、球根が地面から飛び
出し、細長い茎の先に葉がでて、やっと小さな花茎に蕾が出始めたばかり。
12/19
今日12月19日は「日本人初飛行の日」、114年前1910年のこの日、東京の
代々木錬兵場(現・代々木公園)で、徳川好敏工兵大尉が日本初の飛行に公式に
成功した。飛行時間は4分、最高高度は70m、飛行距離は3000mだった。
だが5日前の12月14日、日野熊蔵大尉が非公式の滑走中に浮かびあがり、飛行
していたのだが・・・非公式ということで公式日の19日になったと。
さて楽しみにしている今年の「メタセコイア」の落葉、和名はアケボノスギと
呼ばれ、遊歩道にある小さな並木、遅かった紅葉もそろそろ散り始め、足元に
も落ちており、スギとはまた違った芳香性の香りが今年も嗅げました。
12/17
メタセコイアと名付けられたのは80年以上前、植物学者の三木茂氏が中生代の
化石の中から未知の植物を1939年に発見された。
見た目がセコイア(ヒノキ科セコイア属の常緑高木)に似るが、落葉性である点
特徴が異なり「メタ(後の・変わった)+セコイア(に似た樹木)=メタセコイア」として1941年の学会で発表された。
4年後の1945年に中国の奥地で自生していることが確認され、日本でも1949年
に植栽が始まり、「生きた化石」として日本全国に広まる。
この種はヒノキ科の落葉針葉樹、落葉種は少数で、樹液に不凍液成分を含まな
いことから、冬季に凍裂を避ける目的で落葉すると考えられている。
秋になると葉が紅葉し、メタセコイアの紅葉は主に「褐葉」と言われます。
褐葉は、気温が低くなって緑色色素のクロロフィルが分解されると、蓄積して
いたタンニン系の物質や、それらが酸化重合したフロバフェンという褐色物質
が目立つことによって起こると考えられている。
*黄葉は褐葉と似たようなメカニズムでクロロフィルが分解されたときに、
蓄積していたカロテノイドという黄色色素が目立つことから起こる。
*紅葉は前二者と違い、クロロフィルが分解されて、新しくアントシアニン
という赤色色素が合成されることによって起こる。
メタセコイアの紅葉いや褐葉は、当初は短枝に緑色が残り、時間が経つにつれ
葉が淡い橙色からレンガ色、赤茶色へと色が濃くなる。
そして赤褐色になれば枝についたまま落ちる。
それは葉と枝の間に離層がないためで、落葉する際には枝ごと落下している。
この並木の一部の頂部は、かなり落葉していますね。
12/17