この日は9時くらいから朝の4時までかかった。
思いがけない出会いもあって、それは師匠との出会いである。
マックで黙々と作業を進めていると、夜間のクルーの方で年配の方がじろじろと視線を送ってくる。
気にせずにいると、他のお客様がいなくなってきたタイミングで、
年配のクルー(女性)が突然、近づいてきてこう言うのである。
「縫われるんですか?」
まぁ、明らかに縫っているのは見てわかると思うんだけど・・・・
なんてことは一切言わず、
ボランティアを考えていること、なかなかうまくいかないことなどを話す。
すると、
「あたし、パッチワーク教えているのよ」とのこと。
ふたの部分や気をつける点などを教えてもらった。
その後もこまめに声をかけてくれて、確実にレベルが上がったのは間違いない。」
それで、出来たのがこれ。
角度を変えて、
これは気に入っている面なので、大きめで。
朝の4時過ぎに出来上がった、力作である。
縫い目も一つ一つ丁寧に行ったので、変な糸も出ていない。
何より、色合いが可愛い。これはきっと女子受けもいいはず。
師匠にも見せて、「おかげさまで~」というと、「あら可愛い」と喜んでくれていた。
一瞬、サッカーボールの蓋の部分を、切り始めたのは焦ったが実際に見せてくれたので、
蓋の部分の処理も一応は理解できた。
帰り道はこのお気に入りボールを持ったり、投げたりしながら帰宅したのでした。
師匠を見つけられたことは非常にラッキーな出来事で、
次の日の会社でも早速話してみんなに聞かせるネタ話となったのでした。