1002Mの通過前、山に囲まれた聖高原でも山の向こうから太陽が顔を出す
ひんやりと、きよきよしい聖高原を感じた
551E はくたか551号
東京から来ている新幹線ではあるが、篠ノ井でおはようライナーを追い抜くのである
平日、毎朝のようにおはようライナーを追い抜いていく新幹線がいるなと思ったら、それが551Eだった
所要時間で見れば、塩尻や松本から通勤するのも、東京や大宮から通勤するのも大差ないのだ
いっそ、551Eはおはようライナーの前走りの1533Mですら長野はほぼ同着
551Eと8523Mは篠ノ井駅付近で交わるも、わずか数秒の差だろうが、まぁ、うまく並びやしない
おはようライナー8523Mは定時でも、はくたか551号551Eが上田を乗降扱いで遅れて出ているかもしれない
いやいや、通勤列車である1533Mのわずかな遅れから行き違いの1004Mが篠ノ井を遅れて出て行き、稲荷山で待つ8523Mに当たってきているのかもしれない
この日はおそらく、どちらも定時だった
189系が篠ノ井駅を通過するのが見え始める
中央下の3番線ホームを抜けた先のポイント制限も大きいから、189系はノロノロと来る
189系がホームの屋根のある部分を抜けたくらいで、千曲川を渡ってくるE7系の白いヘッドライトが見えた
千曲川の橋梁を駆け下り、篠ノ井駅のアップダウンを滑るように入ってくる新幹線は、15秒で1km以上進む速度で突っ込んでくる
新幹線は一瞬で追い付き、追い抜いた
