関山駅もスイッチバック駅だった
現在の駅は元々は本線だった
左に駅があった
今はスルーで抜けていく
給水塔が残る
旧駅のホーム
ずいぶんと奥まで未だに架線柱が残る
反対側のホームへ
1つだけだが出発信号機が残る
左は入換標識
さて、この関山のスイッチバック、今も実は生きている
用途としては、関山駅を出発した上り列車向けらしい
とういうのも、関山駅は勾配の途中に作られた駅で、この先の妙高高原まで登りっぱなし
途中で空転すれば、電車でも再起動出来ない場合がある
特に秋の落ち葉の季節から冬場にかけては非常に神経を使う場面
途中で止まってしまったらどうするかといえば、場合によっては関山駅まで退行するらしい
しかし、関山へ戻っても下り本線に入るしか無く、下り本線は上り方の出発はない
なので、スイッチバック線に入れて、上り本線に転線させつつ、少し勢いをつけて登らせるらしい・・・
そんな設備なので、通常、使用されない
例えば列車の設定されている黒姫の中線のようなサビ取りも行われていないが、生きていることは生きているのである
じゃあこの出発信号機が進行を指示する現示をすることはあるのかと気になる
それがあるのだ
年に何回あるのかしらないが、ある試運転列車の時
上り本線に入った列車は、入換信号?でスイッチバックして入ってくる
かつての関山駅に入線する列車の姿である
そして、出発信号機が進行現示となり、出発
とは言え、かつてはスイッチバック線があったので、厳密には当時と同じスイッチバックではないようだ
こちらが残雪残るスイッチバック線の跡
本線が登っているのがよく分かる
草が茂る前である残雪期でないと遺構は見えにくいので、暇を見つけてはこういうのも撮ってみたりしている
峠ですから。