マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

NFC Booster Pack

2013-12-22 22:01:46 | Weblog
注文してあったブツが届いたので作業を進めたいのですが、連休とはいえ掃除を命じられなかなか作業が進みません。まぁ、正月休みまでかけて、ゆっくりと楽しめばいいのですが。。さて、届いたブツはこれです。




DLP Design社のNFC Booster Packです。TI社のNFCトランスポンダRF430CL330Hを搭載した拡張ボードです。もともと、TIのLaunch pad用に用意された製品です。つい最近発売になったらしく、DLP Designの関連サイトには何も情報が準備できていない状態だったのですが、Digikeyに在庫があるのを見つけて注文しました。どうやら、Mouserにも数日前に在庫が入ったようです。チップ単体でも購入できますが、アンテナパターンをもったPCBを自作することを考えれば、1000円ちょっとで買えるこのボードは充分に安いのではないでしょうか。



用意しておいたボードの上に載せてみて、ほくそ笑みます。WCA-009実験ボードとは、LCDと同じくI2Cで接続しています。WCA-009実験ボードにはI2Cの終端抵抗を実装済みですが、このBooster pack上にも終端抵抗が載っていました。どちらか取り外さねばならないかと心配していましたが、とりあえずレジスタの読み出しができるようなので、このままでも大丈夫そうです。RF430CL330H自体は、SPIとI2Cの両方のインタフェースをサポートしており、SCMS/CS#端子で選択することができます。この端子は内部でプルアップされているので、ディフォルトではSPIが選択できるように設計されていますが、このBooster packボード上ではI2Cがディフォルトとなるようにプルダウン抵抗が実装されていました。I2CアドレスはE0, E1, E2端子で選択できますが、まだ回路図が公開されていなかったので、ボード現物をテスターであたってこれらの端子はすべてGNDに接続されていることを確認。I2Cアドレスは0x28となります。

さて、このRF430CL330Hを使うと何ができるかというと、動的に内容を変更できるNFCタグが作れます。I2C/SPIを経由してマイコンからNFCタグの情報(NDEF)を設定、変更することができますので、これをNFCをサポートするスマホやタブレットで読み出すことができます。したがって、例えばマイコンにつなげたセンサが収集したデータをスマホをかざして読むとるといった応用も考えられるでしょう。このプロジェクトではWCA-009実験ボードにつないでいるので、もちろんBluetoothがらみで使うつもりです。最近NFCでタッチするだけでペアリングできるBluetooth対応スピーカ製品が数多く発表、販売されるようになってきましたが、アレをやってみようという次第です。

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