マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

共同開発

2014-05-24 11:05:55 | Weblog
10日ほど前にAtmelとArduinoがArduino Zero を発表したことは、すでに国内のメディアでも報じられたところです。まだSAMDシリーズを使ったことの無いわたしとしては、これを機会にSAMD21が市場に出回ることに期待したいところなのですが、いまだにDigikeyやMouserですら純正評価ボードしか買えません。このぶんだと、やはりSAMD21が秋月で買えるような日はやってこないんでしょうか。DIP無いし。

さて、そのArduino Zeroを改めて見ていたら、気がついたことが。。。



なんと、"Developed by ATEMEL"と大きく書いてあるではありませんか。なるほど、もうATMELは自社から安価な評価ボードを販売する必要はなく、Arduinoに乗っかってゆくということなんですな。Arduino Dueにはこんな刻印は無かったんですが。

そんなことに感心しながら、Arduinoの製品を眺めていたら、GSMシールドが目につきました。



ひょえー。こちらにはDeveloped with Telefonica I+Dと記されています。この会社って、スペインの大手通信事業者テレフォニカの研究開発会社じゃありませんか。

Arduinoのブランド力とエコシステムの広がりの強さを改めて痛感させられたのでした。

編集後記

2014-05-16 12:49:48 | Weblog
遅ればせながら、トラ技の6月号を購入。特集が3Dプリンタなので、いつもとはちょっと毛色が違う内容なのですが、個人的に一番大きな違いは(祥) さんの編集後記が最終回になってしまったこと。

豪快な人柄を感じさせる失敗談が読めることを毎号楽しみにしておったのですが。。広告の少なさもあいまって寂しさを感じるのでした。

NTAG I2C

2014-05-07 23:06:23 | Weblog
連休中は仕事がらみのソフト書きをしたものの、守秘義務があるのでここでは書くことができません。STM32F205を使っているのですが。。

STのNFCタグの方も手つかずですが、NXPのYouTubeチャネルでNXPのNTAG I2Cというタグチップのセミナーの様子がアップされているのを発見。日頃は50分という長尺の動画はとても見てられませんが、連休中にのんびりと眺めてみました。



このチップも、I2CとRFの両方でタグデータの書き込み/読み出しができるというものですが、電磁誘導によって発生した電力を取り出すこともできるのが売り文句のひとつになっているようです。動画の途中、16分あたりにスマホを使ったデモの様子があるのですが、残念ながらデモに使っているボードをアップで見ることはできません。説明によれば、NTAG I2Cで取り出した電力でマイコンを動かして、LEDを光らせているようです。デモのネタとしては参考になるし、自分でもやってみたいという衝動にかられます。