4年間つきあってきたLet's Note CF-T5に見切りをつけて、あたらしいノートPCに引っ越すことにしました。できればこんどもLet'sにしたいところだったのですが、値段的にもキツイので見送り。今回は流行りにのってMBA 13インチを購入しました。
とにかく日常的に使うマシンがすぐに欲しかったので、渋谷のApple StoreでMBAを購入して、持ち帰り。初めてのMacにとまどいながらも、少しずつ引っ越し作業を開始したところです。最初から覚悟していたことではありますが、実際にMacを使うとなると、いろいろとMac対応していないツールがあることを思い知らされます。
まず最初がSAM-BA. ATMELのARMマイコンに共通で使えるフラッシュ書き込みツールです。Windows版とLinux版があるものの、Mac OS版が無い。JTAGがあれば不要のツールのように思えるかもしれませんが、何もコードを書かなくても、USBでつなぐだけでMCUが生きていることを確認できるので、ハードの動作確認には重宝します。
そしてATMELのJTAG SAM-ICE。こいつは
J-LinkのOEM版なのですが、そもそもJ-LinkがMac OS対応していません。その他にも、TIの
PurePath StudioもWindowsでしか動きません。改めてWindowsに依存していたことを思い知らされました。
しょうがないので、Mac OS lion上の仮想マシンでWindowsを動かすことでこの問題を解決することにしました。調べてみるとVMWare Fusionは、まだLion対応ができていないらしい。なんでももうすぐ新しいバージョンが出るらしいのですが、すでにLion対応している
Parallels Desktop 7を導入してみました。(キャンペーンで安売りしているところもあったし)。そんなわけでWindows 7を入れて、Windows版のCrossWorks for ARMをインストール。CrossWorksでは違うマシンにライセンスを移すことができるので、CF-T5のXP環境からライセンスを削除して、Windows 7/Mac OS Lionにライセンスを登録。上に掲載した画像は、CrossWorksでBlueSAMのプロジェクトをビルドした様子です。無事にビルド完了しました。こうやってみると、仮想マシンで動いているのか、ネーティブで動いているのか区別つきませんね。
まだJTAGの動作確認や、PurePath Studioのインストール作業も残っているのですが、ボチボチとやっていくことにします。こうしてみると、開発ツールはWindows版ばかりなのでBootCampした方が良かったようにも思えてきますが、Mac OSに親しんでみるためにも、Parallelsの仮想マシンで使っていくつもりです。