マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

プリ・オーダー

2014-03-26 23:56:23 | Weblog
今週みつけた予約販売中の商品ふたつ。

近頃は採鉱道具もポータブルという時代らしい。でもまぁ、自分で採鉱するよりも、道具を売る方が効率的に稼げるということだよな。



こちらは、音声コマンドを作れるボード、スピーク・アップ.

CODECとしてVS1053を搭載しているということだけど、MP3デコーダとしても利用できるんだろうか?JTAG端子が出ているので、自分でソフト入れ替えできるようだ。マニュアルと回路図を確認したいところですね。

カード検出してみる

2014-03-19 22:27:32 | Weblog
TRF7970をいじり始めましたが、こちらはちゃんとNFCについて勉強しないと使いこなすことができないようです。いちおう、サンプルのプログラムが用意されているので、それを改造してまずはカード検出ができることを確認してみることにしました。RF430CL330Hは ISO14443 Type Bのタグとしてしか機能しませんが、TRF7970では Type A, Type B, Type Cのカードを扱うことができるようになっています。RF430CL330Hを相手として扱えるようにしたいので、まずは Type Bの検出を試してみることにします。運転免許証が Type BのNFCだということなので、カミさんの免許証で実験してみました。



実際にやっていることはとっても単純で、ISO1443で定められている REQBというコマンドを繰り返し送信してやります。REQBとはRequest Command, Type Bの意味だそうで、Type Bのカードはこのコマンドを検出すると応答として ATQB (Answer to Request of Type B)を返してくれます。リーダの上に、何度か免許証をかざしてみると、次のようなログが採れました。



50で始まる12バイトが ATQB応答データです。ほんとはATQBは全部で14バイトなのですが、最後についているCRCはマイコンでは受信しない設定にしているので、表示していません。カンマのあとに表示されている1バイトの数値は、RSSIです。

というわけで、カードをかざせば、ちゃんとATQB応答を拾えることが確認できました。実際にカードのデータを読み取ろうと思うと、このあとはカードのアプリケーションに応じて必要な読み取り手順を踏まねばなりません。IC免許証のデータフォーマットは公開されているようなので、すこし勉強すれば内容の読み取りもできそうです。

FT801

2014-03-11 06:48:16 | Weblog
FTDIが Embedded Worldで静電容量タッチパネルに対応したFT801を発表したことには気付いていたのですが、マルチタッチに対応していたということは知りませんでした。



いかん、物欲がムクムクと。。。。

TRF7970A

2014-03-08 14:56:09 | Weblog
RF430CL330Hを使うことでNFCからBluetoothへのHandoverはできるものの、OOBを使ってのSSP接続はできたとしても面倒そうなことがわかってきました。RF430CL330Hのようなタグ機能だけのデバイスは、使うのはとっても簡単なのですが、それに伴う限界があるということですね。まずは、NFCのデータフォーマットであるNDEFについての理解が深まったのは収穫でした。簡単にデータの書き換えができて、それなりの容量(3kB)もあるので、URLやメールアドレスのような1行だけの情報だけでなく、ちょっとしたファイルや文書の配布に応用することもできそうです。



そうは言っても、「やはりOOBを使ってのSSP接続には挑戦してみたい」。と、いうわけで今度はTIのトランシーバーチップTRF7970Aを使ったDLP-7970ABPを買ってみました。こちらは、NFCの Reader/Writerとしても使えるものです。このテの製品としては、Arduino用のNFCシールドが入手しやすそうですが、タグ側と合わせてDLP Designの製品を使ってみることにしました。




右側がRF430CL330Hのタグで、左側がTRF7970AのReader/Writerです。どちらもTIのBooster Packなんですが、想定しているMCUが異なるせいなのか、ピン配置がちょっと違うようです。はなから、MSP430とかを使うつもりは無いわたしにとっては、SPIでつなぐことさせできればいいことなんですが。

タグチップの方はISO1443Bのタグにしか対応していなかったのですが、TRF7970AはType AのタグやFelicaにも対応することができるようです。しかし、そのためにはレジスタを変更して必要な読み書きの手順を踏んで処理するソフトウェアが必要となります。そこで今回は、使い慣れたSAM3Sをつかって動作実験をおこなうことにしました。