seedのFusion PCBが値下げされて随分と安くなったのに驚き。この値段だったらちょっとした変換基板はさっさと作った方がいいくらいな気がしてきます。
Seedでもうひとつ気になったのが、LinkIt 7697です。WiFiとBluetoothのコンボなんでESP32対抗として興味深いところです。コアがCodex-M4ということで、自分としては使いやすいかも。SeedのベージやMediaTek Japanの製品概要を見ると、
Bluetooth 4.2 (Low Energy)という表記になっていて、BLEしかサポートしていないような印象を受けるのですが、データシートをダウンロードして読んで見るとBDR/EDRもサポートするように書かれています。うーん、どっちが正しいんでしょうね。データシートの方が正しいと思いたいのですが、今時データシートも別製品の説明のコピペから編集して作成しているために往往にして間違っていることもありますしね。
SDKも出ているようなの覗いてみたところ、ベースはFreeRTOS+lwipのようです。この点もESP32と同じですね。Bluetooth Classicのプロファイルもしっかり用意されており、SPP, HFPに始まりA2DPやPBAPまで揃っているようです。さすがにこの部分はソースではなくライブラリのバイナリ提供ですが。
Seedのヘッダーボードを確認してみると、USBシリアル変換を介してUART経由での書き込みとデバック出力ができるようですが、残念なことにJTAGコネクタが用意されていません。うーん、JTAG無しでのデバックは辛そう。自分でコネクタつければいいかと思い直してPIN割り当てを調べて見ると、見事に書き込み用UARTと重なっていてヘッダーに信号が出ていないではありませんか。うーん、もう少し使いやすい開発ボードが欲しいです。
4/29追記
どうやらBDR/EDRをサポートしているようなデータシートの記述はやはり間違いのようです。SDKにBluetooth classicのプロファイルが含まれているのは、デュアルモードをサポートできるMT2523もSDKのサポートチップに含まれているからのようです。