マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

BM20

2017-08-11 16:17:24 | WT32/BM20
6年ほど前にWT32で随分と遊びましたが、久しぶりにBluetoothモジュールで遊んでみようと思い、音声対応のClassicのモジュールを探してみました。世の中はIoT流行りなのでBLEのモジュールは色々と出回っていますし、次から次へと新しい製品が出てきます。その反面、HFP, A2DP, SPPに対応した製品はあまり目立たなくなったような気がします。以前は秋月でもRN-52を扱っていたと思うのですが、今は取り扱っていないようです(マルツにはあるようです)。ESP32でもA2DPやAVRCPが使えるようになってきているようですが、こちらは皆さん手を出すでしょうし。他に何か面白そうなものはないかと思って探しいたところ、MicrochipがBM20というモジュールを出しているのを見つけたので、試しにDigikeyから購入してみました。Mouserにも在庫はありましたが、なぜか日本には輸出できないという扱いになっていました。




このBM20はもともは台湾のISSCという会社が製造していたチップを使ったモジュールなのですが、2014年にMicrochipがISSCを買収しています。BM20以外にも、I2S対応したBM23とかBLE対応したBM6xシリーズとかもあるのですが、今回は機能的にはベーシックであり安く買える(1枚1103円)BM20を購入してみました。これらのモジュールですが、Microchipが買収してくれたおかげて、日本向けにもちゃんと技適を取ってくれています。BM20も2年前に取得済みなのですが、上の写真に示すようにモジュールの上面には技適マークの刻印がありません。しかし、裏側を確認すると....




FCC IDも技適番号もこちら側にはシルクで入っています。オイオイ、裏側にシルクがあっても実装したら、見えねぇじゃねーか!

技術基準ではラベルを表示する必要があることが明記されていますが、そのことはMicrochipもちゃんと承知しているので、データシートには「このモジュールを装置に組み込む者がラベルを作成するように」と断り書きがしてあります。

さてこのモジュールですが、もともと台湾メーカの品ということもあって、資料が充実しているとは言い難いところがあります。しかし、とりあえず電源といくつかのスイッチとアンプ、スピーカを繋げるだけでもバカチョンで Bluetoothスピーカが組み立てられるようです。さらに UARTでマイコンとつないで制御することもできるようなのですが、丁寧な解説はほとんど無いので、実際に使ってみながら理解する必要がありそうです。謎解きしながらしばらく楽しめそうです。

モジュールを実装するための実験基板もすでに発注してあり、もうすぐ届く予定です。基板が届き次第、動作実験を開始するつもりです。

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