大阪都構想住民投票の情勢レポート。 2015.05.16
■大阪市内を見て回ってきました。
大阪都構想の住民投票(特別区設置の住民投票)の、大阪市内での様子が知りたくて見てきました。
大阪市営地下鉄で回ったので、主に駅周辺の様子を見て回りました。
チェックしたポイントは「ポスターの数」です。
全部の区を回ったわけではありませんが、それなりに見えてきたものがあったで書いてみたいと思います。
(1)公明党の動き
一番気になったのが「自主投票」の公明党・創価学会。いちおう大阪市の公明党は反対しているものの、どこまで本気で反対してるのか。
公明党の「反対ポスター」というのは、現在の山口代表のポスターの上か横に「反対」の紙を貼るという形式のもの。
割合こそ少ないものの、「反対」の紙を貼ってあるのはほぼ民家。
そして、それが「公明党掲示板」に貼ってあったりと、その家は割りと熱心な支持者、地区の幹部クラスの家に貼ってある傾向が高いと思いました。
という事は、熱心な支持者・地区幹部クラスは明確に「反対」を掲げてるわけですから、それは他の支持者にも伝わっていると思われ、公明党・創価学会は「反対」で意思統一されてるのでないかと思いました。
そういう意味で、公明党・創価学会は本気で「反対」、この土壇場で裏切る事もないのではないでしょうか。
(2)維新のポスターの圧倒的少なさ
今回、勢いがあるかどうかの目安にしたのは「ポスターの数」です。
都構想を掲げる「大阪維新の会」ですから、さぞポスターがいたるところに貼ってあるのだろうと思ったら、かなり少ない。
その少なさは野党の5分の1くらいでしょうか。
ポスターが貼ってあったと思っても、橋下氏と松井氏の「維新の会」ポスターで住民投票用の「5.17」ポスターはほとんど貼ってない区が多かったです。
ただ、例外は西成区。いろんなバリエーションの「5.17」ポスターが貼ってあって、西成区での維新人気はもの凄いものがあるなと思いました。
ただ、民家ではなく、そのほとんどが飲食店であるというところが気になりましたが・・・。
圧倒的な維新のポスターの少なさを目の当たりにして、「維新に勢いはない」と判断。
「維新は好きでも都構想はイヤ」という市民が多いから、住民投票用のポスターがあまり貼られてないのではと思いましたね。
その分、街頭演説、街宣カーはよく見かけました。
(3)自民党は安倍首相のポスターに「反対のシール」
自民党の都構想反対のポスターは、安倍首相の現在のポスターに「反対」のシールを貼っているものと、純粋に「反対」を掲げるポスターが目立ちます。
自民党と共産党のポスターはどこの区でも多く、かなり目に付きました。
安倍首相の上に「反対」と貼ってあるのは、やはり安倍首相が都構想に賛意を示していると維新側が宣伝している事への対抗策でしょう。
街頭演説、街宣カーも割りと多く見かけました。
(4)共産党はポスター、運動量も多かった。
共産党は「反対」のポスター、そして街頭での宣伝活動もかなり多いと思いました。
投票3日前だからということだからかもしれませんが、大正区では街頭演説、街宣カーがすぐ近所で行われているというところも目撃。
「反対」のポスターもいたるところで見かけました。
(まとめ)
今回、大阪市内を見て思ったのは、とにかく維新の「5.17」の住民投票ポスターをあまり見かけない、自民党の安倍首相の「反対ポスター」と共産の「反対」ポスターが多い、公明党の「反対」ポスターは割合こそ少ないが熱心な支持者の家でよく見かけたということでしょうか。
やはり、約10ポイント離れている世論調査の結果というのは、それなりに反映されているように思いました。
ただ「ポスターの数」だけで判断するのは危険ではありますが、それなりの目安にもなるとは思いました。
公明党の動きが一番知りたかったので、その意味でも収穫はあったかなと。
橋下氏があと2日で何をやってくるかわかりませんが、それでも引っくり返すのはなかなか難しいのではないでしょうか。
反対派も決して楽観も悲観もせずに、このまま頑張ればきっといい結果(都構想否決)が出ると思います。
(twicas)都構想・橋下敗北決定か。- 2015.05.14
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(Podcast)ぽぽんぷぐにゃんラジオ 2015年5月10日(日)
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