イコマレイコ「Koide Blue」:毎日新聞の書評。- 2015.05.20
読書日記:著者のことば イコマ レイコさん - 毎日新聞
■Koide Blue 絵筆で捉える魂の人
◇小出氏の「憂鬱の青」
「脱原発」の小出裕章前京大原子炉実験所助教を描いた画集である。
絵と絵の間に小出語録がちりばめてある。
「夜の人工衛星から地球を見ると、日本は不夜城のごとく浮かび上がるという国なんです。こんなことをすることが幸せということなんですか?」
「日本はエネルギー資源の99%を輸入し、1人当たりで世界平均の2倍以上のエネルギーを使い、まだまだエネルギーが必要だなどと言っています」
その一部は画家が小出氏の本や講演記録などからより抜いた。他は自ら対話して引き出した。「小出さんの憂鬱を描いていったつもりだったので」おのずと青が基調になった。
画家は美大卒業後、広告デザイン会社勤務を経て独立。PR誌の表紙やCDジャケットのデザイン、月刊誌の小説の挿絵などを手がけてきた。
3・11が転機だった。何も描けなくなった。原発はどうなるのか。情報不足と政府不信の荒野に突然、現れた小出氏の、干天の慈雨のごとき解説とストイックな発信にひかれ、押しかけ写生旅行が始まる。
はじめ、小出氏は固辞した。画家が粘り、小出氏が折れた。折れた人が画集に寄稿していわく、
「出版を誰よりも当惑して感じているのは、間違いなく私です……」
京大原子炉実験所は和歌山県に近い大阪府の南のはずれ、熊取町にある。画家は2012年12月から今年2月まで毎月1回、東京と熊取を往復した。
前夜、夜行バスで新宿をたち、翌朝は小出研究室でクロッキー(速写画)に専念。夕方、小出氏の終業を待ってしばし懇談、再び夜行バスで帰京−−という写生旅行を2年間。
自宅で、竹の繊維でできた画用紙に向かい「何も見ずに潜在イメージを出力しながら」竹筆と墨汁、岩絵の具(鉱物を原料とする顔料)で小出氏の表情、たたずまいを描いた。
こうしてできあがったアナログの絵を、デジカメで複写してパソコンに取り込み、画像処理ソフトでデジタル加工した。その数700点超。そのうちの51点を収録している。<文・山田孝男/写真・森田剛史>
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きのう「明日は何かあるかもしれない」と言っていたのはこの事でした~。
今日の毎日新聞にイコマレイコさんの「Koide Blue」が取り上げられました。
取材と文章は毎日新聞の名物コラム「風知草」、『小泉純一郎の「原発ゼロ」』の著書でもおなじみの山田孝男さん。
山田さんは「毎日新聞社 政治部 特別編集委員」という、スゴい方でもいらっしゃいます。
「風知草」では小泉さんの「原発ゼロ」発言を初めて取り上げた、仕掛け人的存在しても有名ですね。
こんなに大きくイコマレイコさんの事が載ってるとは思いませんでした。
■山田孝男氏のコラム。読むにはウェブ会員登録(無料)が必要。
風知草 アーカイブ - 毎日新聞
■3月2日の小出裕章さんについてのコラム。
風知草:去っていく男=山田孝男 - 毎日新聞
>聴講者140人。「退職後、どうなさいますか」と質問が出た。「仙人になります」と小出。「原子力廃絶まで闘うはずでは」の声聴講者140人。「退職後、どうなさいますか」と質問が出た。「仙人になります」と小出。「原子力廃絶まで闘うはずでは」の声も出て、爆笑と拍手。も出て、爆笑と拍手。
この「原子力廃絶まで闘うはずでは」の”声”はイコマレイコさんの事で、レイコさんとは知らずに取り上げたそう。
ちなみに、「週刊現代」にもこのレイコさんの声が取り上げられていました。
■イコマレイコさんがコメントで参加してくださいました!
(twicas)イコマレイコさん登場! - 2015.05.19
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(Podcast)ぽぽんぷぐにゃんラジオ 2015年5月18日(月)
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