ひろしま菓子博の電動車椅子問題について。- 2013.04.22
菓子博覧会・広島:電動車椅子を容認 入場制限に抗議受け- 毎日jp(毎日新聞)
>広島市で開催中の「第26回全国菓子大博覧会・広島」が電動車椅子の入場を制限していた問題で、菓子博実行委は26日、電動車椅子の入場を認めることにし、公式ホームページ(HP)に「障害者の方々への対応が不十分であり、ご迷惑おかけしたことをおわびします」とする文書を掲載した。
実行委は障害者団体などの抗議を受け、当初の全面禁止から段階的に制限を撤回したが、最後まで「混雑時は(手動車椅子に)乗り換えていただく場合がある」などと一部条件を残し、HPにも記載していた。障害者団体は「HPのただし書きは電動車椅子だけが危険という誤った認識を与え差別的だ」などと抗議。実行委はおわびを掲載して削除した。
ただ、「すべての来場者の安全に配慮する必要がある」として電動車椅子利用者には本人の意向に配慮した上で見守りスタッフを最低1人付き添わせるとした。
■ここまで抗議しないと変わらなかったのか。
全国菓子大博覧会:電動車椅子、入場拒否 4団体が質問状--きょう回答 /広島- 毎日jp(毎日新聞)
>抗議したのは西区のNPO法人「障害者生活支援センター・てごーす」など4団体。「障害者の公共・民間サービス利用に条件をつけることを認めることにつながりかねない」として、事務局がホームページ上で電動車椅子利用者のみ「混雑した場合、手動の車椅子に乗り換えていただく場合がある」と条件を記載していることなどを批判した。実行委側は「24日までに7人の電動車椅子利用者にそのままご入場いただいた」と釈明。一方で「危機管理上、待っていただいたり、手動の車椅子への切り替えをお願いすることもある」とも述べ、団体側は「電動車椅子だけが危険だという根拠は何か。過去に具体的な事例があるのか」と反発。抗議活動は約3時間半にわたった。
たしかにまだ「条件つき」が気になってましたが、障害者団体の粘り強い抗議でそれも撤回させたんですね。
電動車椅子が障がい者の足であり、人権であるとするならば、根拠なく「危険」だなんだとするのは人権侵害に他ならないですよ。
そういうのも理解できないからここまでこじれるんですね。
「どうやって障がい者にも気持ちよく利用してもらう事ができるか」という配慮が全くないのが大問題ですね。
しかし、こういう基本的なことを理解させるのにも粘り強く抗議、交渉していかないとダメとはね。
日本はまだまだだと思いますねえ・・・。
■菓子博の謝罪文。恥ずかしい事です。
ひろしま菓子博2013の会場内における電動車いすのご利用について(一部改訂)
ひろしま菓子博2013の開催に当たりましては、障害者の方々への対応が不十分であり、とりわけ電動車いすを利用して生活されている方々にご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
第26回全国菓子大博覧会・広島 実行委員会は、多くの皆様にご来場いただきたいと考えています。電動車いすについても、全ての開催日にひろしま菓子博2013の会場へ入場いただけます。
ご不明な点等は、下記へお問い合せください。
【お問合せ先】
○電話番号 080-2928-8971
○期間 5月12日までの毎日9時から17時まで
(Podcast)ぽぽんぷぐにゃんラジオ 2013年4月25日(木)