久しぶりに地元の飲み屋街で飲んだ。
ほとんど廃墟みたいなこの飲み屋街で、知らないスナックに入ってみた。
その店の姉ちゃんに、UFOを2度見たことがある話と、金縛りに2度あったことがある話と、トラック運転手のお父さんはふだんは温厚だが、ひとたびキレるとソファを投げて壊したりペットの犬をケガさせてしまう話の3本立てを聞かされた。
街が廃墟なら、姉ちゃんの話の内容も廃墟みたいなものだった。
彼女の話が、高校3年のときにイジメみたいなことに遭って退学した話に及んだとき、我々は席を立った。
こういう、謎めいた店が点在して残っているだけの町だ。
ひとつひとつの店は、ヘボくて、なかなかお気に入りを見つけられないのだけど、トータルとしてこの町を徘徊するのが結構好きだ。
それにしても、いくら廃墟っぽい町とは言え、閉まっている店が多かった。
休みなのか廃業したのかわかりずらいんだけどw
聞けば、自衛隊が居ないから、はやい時間に閉めちゃったり、休みにしてる店が多いんじゃないか、ってことだった。
自衛隊か。
こんな、陸の孤島みたいな町でも、震災の影響か。
経済は、繋がっている。