バレーボールをしていた頃は、フライングレシーブをして、手の指先がわずかに届かないで、球が床にバウンドしてしまっても、
「捕ったアピール」をしたものだ。
指一本でも、床と球の間に入れば、球は上がる。
実際には、指は届いてなかったり、届いていても球は指にも床にも接触しているときもあるわけだけど、
あんなのは一瞬のことだし、審判の位置からは見えるはずがない。
小さな誤審はザラに起きるし、捕ったアピールをする選手は、当然のことをしているだけだ。
バレーボールでは他にも、ブロックの手がボールをかすかにタッチしたかしてないか、なんていう微妙なときもある。
ああいうのだって、選手はアピールをして、あとは審判の判断にゆだねるしかない。
得するときもあれば、損するときもある。
だからだから、今度の脇谷の件で、落球を「捕ったアピール」した脇谷は、悪いとは思わない。
長野も悪くない。
審判も、あそこまで明確に地面についている場合はちゃんと見ていて欲しいけど、審判がそう判断したなら仕方ないというしかないのかも知れない。
ただ、試合後に脇谷が放った「テレビの映りが悪いんじゃないか」発言については、とうてい理解できない。
俺は阪神ファンだけど、脇谷については好印象を持っていた。
脇谷や松本、亀井という生え抜きの選手が、巨人のスター軍団のなかで頑張るのは、いまの阪神では見れないことなので、
その点では巨人をうらやましくさえ思って、彼らをひそかに応援している。
ところが、この発言だ。
残念だった。
別に阪神ファンを侮辱しているから腹がたつわけじゃない。
俺はそういうタイプの阪神ファンじゃないし、阪神ファンの気性の荒いところが嫌いでさえある。
ただ、あの発言は脇谷のためにも全くならないし、巨人というチームにも迷惑をかけた。
そもそも脇谷はあのプレーの前にも重要なところでエラーをしていて、それであの落球だから(記録上エラーにならなかっただけ)、
猛省しているべきなのだ。
なのに、挑発する発言である。
理解ができないのだ。
ところで、
菅首相や東電清水社長が、被災地に出向いて謝罪をした。
政府や東電の責任は大きく、被災者のことを思うと心苦しく、気の毒に思う。
ただ、首相や清水社長に噛み付いた被災地の人々をテレビで見て、不満がたまった彼らの気持ちがわからなくもないけど、
だけどあんなふうに首相や社長に怒鳴ることは、間違っていると思った。
もちろん、冷静ではいられないと思う。
生活の見通しがたたない辛さもあると思う。
だから、あんな行動に出てしまう気持ちは理解できるし、仕方ないと思うけど。
行為そのものは間違っているとしか思えない。
「被災者全員に謝罪しろ」
「4日間ここで寝てみろ」
そんなことを心底本気で思ってるとしたら、愚かすぎる。
ガキじゃないんだから。
そんななかでも、首相を応援したり、社長の体調を気遣う人もいた。
本当の大人だと思った。
なんで、人々は首相個人をそこまで批判するのだろう。
そりゃ、マズい対応も多いと思う。
でも、首相個人がそこまで悪いこと、しただろうか。
どうせ何をしたって、批判しようって流れなのだろう。
そういう流れのほうが実にむなしいことだ。
つぶしあい。
建設的じゃない。
こんなことが、復興を遅らせるように思えてならない。
政権が自民党だったところで、何もかわらなかったろう。
むしろ東電や原発を、もっと擁護していたかも知れないね。
今回、首相や社長は、トップとして本当はすこしでも東京を離れることはリスクを伴うことだったはずだ。
それでも、被災地を訪れたことに、最低限の評価をしてあげるべきだと思うのだ。
政府や首相を批判することで、政府よりいくらかでも被災地に近い立場だとアピールするのは、大変汚いやりかたで、無意味なことだ。
被災地の味方ぶった報道で、政府を批判したり。
そういう報道を見たうえで、被災地からも首相に怒鳴る人々。
寂しい状態だと思う。
当然、首相も悪いのだろうけど。
首相は怒鳴られて、天皇陛下や芸能人が赴くと、握手して励ますだけで感謝される。
なんでなんだろう。
天皇陛下や芸能人が、何かしてくれたというのだろうか。
(もちろん、カリスマ性を持つ人物が、そこに現れるというだけで、おおきなエネルギーをもたらしてくれるメリットは大きいだろうけど)
首相が何もしてくれてないというのだろうか。
単にそういう風潮なだけ、ってことじゃないのか。
マスコミに植えつけられた風潮に、流されているだけじゃないのか。
実に違和感がある。
「復興支援」の本質とはなにか。
「捕ったアピール」をしたものだ。
指一本でも、床と球の間に入れば、球は上がる。
実際には、指は届いてなかったり、届いていても球は指にも床にも接触しているときもあるわけだけど、
あんなのは一瞬のことだし、審判の位置からは見えるはずがない。
小さな誤審はザラに起きるし、捕ったアピールをする選手は、当然のことをしているだけだ。
バレーボールでは他にも、ブロックの手がボールをかすかにタッチしたかしてないか、なんていう微妙なときもある。
ああいうのだって、選手はアピールをして、あとは審判の判断にゆだねるしかない。
得するときもあれば、損するときもある。
だからだから、今度の脇谷の件で、落球を「捕ったアピール」した脇谷は、悪いとは思わない。
長野も悪くない。
審判も、あそこまで明確に地面についている場合はちゃんと見ていて欲しいけど、審判がそう判断したなら仕方ないというしかないのかも知れない。
ただ、試合後に脇谷が放った「テレビの映りが悪いんじゃないか」発言については、とうてい理解できない。
俺は阪神ファンだけど、脇谷については好印象を持っていた。
脇谷や松本、亀井という生え抜きの選手が、巨人のスター軍団のなかで頑張るのは、いまの阪神では見れないことなので、
その点では巨人をうらやましくさえ思って、彼らをひそかに応援している。
ところが、この発言だ。
残念だった。
別に阪神ファンを侮辱しているから腹がたつわけじゃない。
俺はそういうタイプの阪神ファンじゃないし、阪神ファンの気性の荒いところが嫌いでさえある。
ただ、あの発言は脇谷のためにも全くならないし、巨人というチームにも迷惑をかけた。
そもそも脇谷はあのプレーの前にも重要なところでエラーをしていて、それであの落球だから(記録上エラーにならなかっただけ)、
猛省しているべきなのだ。
なのに、挑発する発言である。
理解ができないのだ。
ところで、
菅首相や東電清水社長が、被災地に出向いて謝罪をした。
政府や東電の責任は大きく、被災者のことを思うと心苦しく、気の毒に思う。
ただ、首相や清水社長に噛み付いた被災地の人々をテレビで見て、不満がたまった彼らの気持ちがわからなくもないけど、
だけどあんなふうに首相や社長に怒鳴ることは、間違っていると思った。
もちろん、冷静ではいられないと思う。
生活の見通しがたたない辛さもあると思う。
だから、あんな行動に出てしまう気持ちは理解できるし、仕方ないと思うけど。
行為そのものは間違っているとしか思えない。
「被災者全員に謝罪しろ」
「4日間ここで寝てみろ」
そんなことを心底本気で思ってるとしたら、愚かすぎる。
ガキじゃないんだから。
そんななかでも、首相を応援したり、社長の体調を気遣う人もいた。
本当の大人だと思った。
なんで、人々は首相個人をそこまで批判するのだろう。
そりゃ、マズい対応も多いと思う。
でも、首相個人がそこまで悪いこと、しただろうか。
どうせ何をしたって、批判しようって流れなのだろう。
そういう流れのほうが実にむなしいことだ。
つぶしあい。
建設的じゃない。
こんなことが、復興を遅らせるように思えてならない。
政権が自民党だったところで、何もかわらなかったろう。
むしろ東電や原発を、もっと擁護していたかも知れないね。
今回、首相や社長は、トップとして本当はすこしでも東京を離れることはリスクを伴うことだったはずだ。
それでも、被災地を訪れたことに、最低限の評価をしてあげるべきだと思うのだ。
政府や首相を批判することで、政府よりいくらかでも被災地に近い立場だとアピールするのは、大変汚いやりかたで、無意味なことだ。
被災地の味方ぶった報道で、政府を批判したり。
そういう報道を見たうえで、被災地からも首相に怒鳴る人々。
寂しい状態だと思う。
当然、首相も悪いのだろうけど。
首相は怒鳴られて、天皇陛下や芸能人が赴くと、握手して励ますだけで感謝される。
なんでなんだろう。
天皇陛下や芸能人が、何かしてくれたというのだろうか。
(もちろん、カリスマ性を持つ人物が、そこに現れるというだけで、おおきなエネルギーをもたらしてくれるメリットは大きいだろうけど)
首相が何もしてくれてないというのだろうか。
単にそういう風潮なだけ、ってことじゃないのか。
マスコミに植えつけられた風潮に、流されているだけじゃないのか。
実に違和感がある。
「復興支援」の本質とはなにか。