侍従

侍従を薫く…
この行動はある事を思い出す。
だから侍従を毎日の様に薫いて寝る。

大切な人が好きな香り。毎日、侍従を薫き衣服に香りを付けている。

あの人は何故か自らの手で侍従をベースに様々な香り方をさせては身に纏う。
忘れられない香り…。

昔はお香に興味はそれほどなかった。
自分は何方かと言えば鼻がよく効くためにお香や香水の匂いは昔は苦手だった。
今でも香水の匂いは苦手だが、気付いたらお香の香りは馴染み深いものになっていた。

あの人の影響だろう…。
あの人は侍従が主体だったが偶に菊花、荷葉、黒方に白檀なんかも薫いていた。
あの人の部屋に通ってるうちに鼻はお香に慣れ、興味を惹かれる様になった。

…六種の薫物…
黒方
侍従
梅花
菊花
荷葉
落葉

是等、全ての香りを嗅いだが…
自分は侍従が気に入った。

その日から薫き方を教わり、練香も線香も匂い袋なんかも作れる様になった…。

大事な思い出を忘れてしまわない様に…
1番、幸せだった刻を忘れてしまわない様に…

薫いて寝る…

夢の中で逢えるのを願って…


今日も薫く…侍従を…


調子が悪いと縋りたくなるのは何故なんだろう…？

…どうか夢で逢えます様に…

死体はやり遂げた。

お菓子ぐらいフェイスしっかり作れてくれやぁぁぁぁぁぁ！！！

と、内心。
呆れつつ、溜息をつきつつ。
取り掛かった。
しかし、火曜のベテラン夜勤者と昨日の朝のフェイスの作り方を少し理解してる朝勤者がある程度、形を作ってくれていたが為に割と早く終わらせられたのだ…。

1時間ジャスト。
うん…割と早く終われたな…。

でも、ざっと出しただけだから土曜に手直し必須ではあるが。
在庫もまだまだ残ってるし…
出し切れてないでバックヤードに眠っているのである…。

しかし、シフト表を見ると…
土曜の相方は問題児であるが故に…
さぁて、難なく手直しは可能だろうか…？
若干、不安になる。

問題児の問題点は素行不良ではない。

何故か極端に声が小さいのである！

で、クレームに繋がりやすい。
何度言っても声は出ないし、何度言ってもスピードは遅いし、感情の起伏も無いに等しいが為に問題児なのである。

前途多難な1日になるだろうなぁ…
やれるだけやりたいが…

と、思いつつも自分には残業する体力もなく出すだけではあるがやり遂げた事で妥協し、帰路につくのだった…

死体と化す3

どうも、死体です！

マジで死ねるわ…熱もさりげなく出てきた様な気がして低体温な状態を脱しつつあるのだが…


明らかに発熱に切り替わったよね？これ…

まさかの低体温脱出なるも一気に発熱しだす。
大惨事…。

呼吸は依然、荒々しさは無くなったものの息苦しさはある。
肺も違和感は無くならず、寧ろ時間が経つにつれて悪化してない？
ってぐらい重さをひしひしと感じている。

風邪に喘息を併発させたか、肺炎になりつつあるか…
2択に1択。
自分、インフルエンザには絶対に罹ってはならない。
理由は簡単。

罹れば確実に肺炎にクラスチェンジして1ヶ月以上の休養を余儀なくされるから！
である。
一昨年、春先に肺炎にクラスチェンジしたのに気付かず喘息と勘違いし勤務を続け死ぬ一歩手前までいった自分ですが、奇跡的に一晩で回復し退院した。
と、いう明らかに弱いくせにおかしくね？
そう疑問が残る様な経験をしている。

なので肺炎になれば大体、感覚で分かるので…
今はまだ肺炎になってはいない。
と、断言できる。

が、変な重さがあるのでなりつつあるのか？
と、構えてしまうのである。

明日は休みだが希望休の為にやることが目白押し…

早く帰り着いて布団にダイブして寝たい…
そう、思いながら電車に揺られている…

死体と化す2

…肺がクソ重てぇ…
AM05:00 起床と共に肺に対する違和感が襲ってくる…。
何とか起き上がるも身体の動き自体も明らかに鈍い。
動けば動く程、息が切れたり、呼吸が荒くなる。

…吸入も今日は効果が薄いな。

どうやら自分、薬慣れした体質みたいで何年も同じ薬を服用していると効果が現れにくくなり、偶に救急車で病院送りになる事態を引き起こす。

昨日、くたばる前に吸入を入れたが為に朝は効き目が思った通り薄かったのだ。


仕方ない…チャリなんか漕いだ日にゃ救急車で病院送りになる。バスで行くか…
と、嵩む交通費に嫌気を差しながらも、仕事に差し支えちゃ意味がないのでバスに乗る。

また、座ったまま眠り駅まで行く…
電車も立ったまま眠る。

兎に角、身体が低体温な上に睡魔が襲ってくる上に肺の違和感が辛うじて意識を繋ぎ止めてる。
そう言っても過言ではないくらいに身体がしんどい。
体力が足りない。
肺が重くて呼吸もしにくい。
終いには咳も出て酷い有様。


こうしてどうにか午前中の業務は熟したが…
まぁ、毎度お馴染み…

お菓子のオリコンが山積みになってんだよなぁ！！！夜勤、コンチクショウが！！！殺す気かっ！！！

と、心で叫びながら…
ポロシャツ、ネクタイ、カーディガンにパーカーを着た上からユニフォームである作業用の上着を着る。
寒さがそれでもキツイ故にもう動きもおかしいし、まさに死体である。

早く布団にダイブして休みたい…

死体と化す…

…1月20…AM08:00…

「漸く…休みの日に…何で朝から…用事あるんだよ…マジで…」

と、呟き起き上がる…。
しかし、午前中で片がつく筈が片がつかず帰宅したのがまさかの19:00…。

そして悲劇は帰宅後に起きる。

区役所でマイナンバーの手続きをしてたら友人からLINEがきて手続き後、久々に友人と古本屋を巡り欲しい本を探した。

6連勤後の休暇を体調が悪いなりに満喫した筈だったのだ！


が、その体調の悪さは帰宅後に仇を成した。
肺が重く感じる…呼吸も荒くなってきたな…喘息発作きたな…

布団に倒れこむ…
それから数分後、何とか起き上がり米を炊き、たまごスープで御飯を流し込み、愛犬に御飯を入れ…ケージから出してる1匹とくたばった。


そして今朝…
続きは次の記事で…



ケージから出してる1匹。
中々に賢い為に普段から室内自由飼いである。