2019年米映画。原題「THE CURRENT WAR: DIRECTOR'S CUT」アルフォンソ・ゴメス=レオン監督作品
19世紀のアメリカ。エジソンの電流戦争ビジネスバトル。白熱電球を事業化した発明家のトーマス・エジソン(ベネディクト・カンバーバッチ)は、大規模な送電には直流が適していると考えていた。だが実業家のジョージ・ウェスティングハウス(マイケル・シャノン)は、交流の方が安価で遠くまで電気を送れるとして、交流式送電の実演会を開いて成功させる。それを知ったエジソンは、世論を自分の主張の直流に有利なように誘導しようとする。歴史上では勝者がわかっているだけに、エジソンの態度や主張は見ていて少し切ない。手段を選ばないダーティーな面エジソン。ウェスティングハウスも悪い人ではないように描かれているのが面白い。
人間は単純に善や悪だけでは図れず、欲望も主張もあるものだ。また、天才発明家としてテスラ(ニコラス・ホルト)もまた興味深い。天才なのだが、人に騙されてお金が全然ない。発明家と実業家の違いが描かれていて興味深い。広く普及させるためにはやはりコストが重要だ。どれだけ素晴らしい発明でも実現出来なければ意味がないし、コストが高ければ負けてしまう。家族や人間関係も描かれてはいるが端折りすぎで、蓄音機や映画の発明シーンや、白熱電球に日本の竹を使ったなどエジソン一代記のダイジェスト版を見せられて様な印象だった。1893年のシカゴ万国博覧会の書道するシーンは字が下手すぎるし意味不明。
人間は単純に善や悪だけでは図れず、欲望も主張もあるものだ。また、天才発明家としてテスラ(ニコラス・ホルト)もまた興味深い。天才なのだが、人に騙されてお金が全然ない。発明家と実業家の違いが描かれていて興味深い。広く普及させるためにはやはりコストが重要だ。どれだけ素晴らしい発明でも実現出来なければ意味がないし、コストが高ければ負けてしまう。家族や人間関係も描かれてはいるが端折りすぎで、蓄音機や映画の発明シーンや、白熱電球に日本の竹を使ったなどエジソン一代記のダイジェスト版を見せられて様な印象だった。1893年のシカゴ万国博覧会の書道するシーンは字が下手すぎるし意味不明。
新コロナ感染予防の自粛生活で2月以来の映画館鑑賞だったが、入り口で体温を測りマスクに・手の消毒、離れて着席の以前とは違う状況。公開初日の平日(金曜日)観客は十数人で映画館も元の状態に戻るまでは大変ようだ。
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