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伊映画「エーゲ海の天使」

2010-11-09 | 映画
1991年のイタリア映画、原題「Mediterraneo」=地中海?
監督 ガブリエレ・サルヴァトレス。1991年 アカデミー賞外国語映画賞受賞作。
第二次大戦中の1941年、エーゲ海の小島に八人のムソリーニのイタリア兵が島の偵察と見張りの任務で上陸した。
モンティーニ中尉(クラウディオ・ビガリ)を筆頭に、ロルッツ軍曹(ディエゴ・アバタントゥオーノ)、
中尉の従卒ファリーナ(ジュゼッペ・チェデルナ)、山育ちのムナロン兄弟(メーモ・ディーニ、ヴァスコ・ミランドラ)、何故かロバを連れたストラツァボスコ(ジージョ・アルベルティ)、脱走の常習者ノヴェンタ(クラウディオ・ビジオ)、無線技師コラサンティ(ウーゴ・コンテ)、この八人からなる部隊だった。
“ここはイタリア人の墓場だ”と書かれた落書きを発見した彼らは、こわごわ島へと乗り込むが、第一日目の夜、暗闇からの足音で一斉射撃が始まる。
その犠牲になったのはストラツァボスコの可愛がるロバだった。
彼は撃った仲間に激怒し無線機を岩に投げつけて壊してしまう。
またその夜、彼ら乗って来た戦艦が爆撃に遭い本国と連絡のつけようがなくなってしまう。
やがて数日後のある日、今まで隠れていた島の住民が八人の前に現れた。
そして3年間彼らは時勢と情報から切り離されたこの島で次第に島の人となって放牧的な雰囲気になじみ平穏な日々を過ごしていくようになる。戦争を忘れて教会のフレスコ画修復に夢中になったり、娼婦のもとを訪ねたり、サッカーに興じたり、羊飼いの少女と遊んだり、再びロバを飼い出したり、島の女と結婚するものも。
やがて戦争が終りイギリス軍により帰国することになるが・・・。
ユーモアタップリの展開、美しいエーゲ海や島の風景、激戦の裏側でこんなのんびりした軍隊もいたのかという映画でした。
監督の言いたかったことはロルッツ軍曹を通じて表現されていたのだろう人生とは愛とは考えさせてくれました。

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