東京・葛西駅前のコインロッカーから女性の左腕が発見された。「ロックスミス」と名乗る犯人はヒントとなるメッセージとロッカーの鍵を残しており、引き続き身体の断片を捜すよう命じる。筋読みに優れた女性刑事・城戸葉月を中心とした警視庁の捜査チームは都内を奔走してヒントによる謎解きに挑む。一方、遺体整復師(エンバーマー)の折口聡子は「ウツロ」を名乗る人物に監禁されて、顔を滅多突きされた手足のない女性の遺体の復元を聡子に要求する。一向に姿を現さないロックスミスとウツロ、そして葉月と聡子の結末とは・・・。
一気読み出来ましたが展開上のトリックのこだわりが説明調になりがちでご都合主義的な謎解きのまま物語の進行が残念。
2018年8月双葉社刊
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