読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

映画「ヘイトフル・エイト」

2016-03-01 | 映画
2015年米ミステリー映画原題「The Hateful Eight」(憎むべき8つ) クエンティン・タランティーノ監督作品・音楽エンイオ・モリコーネ。
大雪のため閉ざされたロッジで繰り広げられる密室ミステリーの西部劇。時は南北戦争の6~10年後。
ワイオミングで猛吹雪に見舞われた駅馬車が山小屋の雑貨店に到着。
黒人の賞金稼ぎマ―キス(サミュエル・L・ジャクソン)、同じく賞金首の女デイジー(ジェニファー・ジェイソン・リー)を連行中の賞金稼ぎジョン・ルース(カート・ラッセル)や、自称新任保安官クリス(ウォルトン・ゴギンズ)やカウボーイのジョー(マイケル・マドセン)、処刑人(ティム・ロス)など、憎悪に満ちた嫌われ者の8人が吹雪に閉じ込められた密室でお互いを罠に掛け合い、騙し合う。
章立ての構成や、後半に時制軸を戻して話を巻き戻す展開も有り、血しぶき散るバイオレンスシーンもたっぷりの西部劇。
全員が嘘をついているワケありの男女8人が雪嵐のため山小屋に閉じ込められ、そこで起こる殺人事件をきっかけに、意外な真相が明らかになっていく168分の長編ミステリー仕立てが堪能でき満足。
黒人差別の問題や節々に散りばめられた監督独特の脚本のセリフが面白い。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大山誠一郎著『赤い博物館』 | トップ | 柴田哲孝著「クズリ」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画」カテゴリの最新記事