読書備忘録

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TVドラマスペシャル『てのひらのメモ』

2010-10-23 | Weblog
夏樹静子著同名小説(2009年5月文藝春秋 刊)のTVドラマ化作品
【脚本】梶本惠美【演出】黛りんたろう、【制作】NHK
専業主婦・折川福実(田中好子)は、裁判員裁判の裁判員に選ばれる。裁判の被告人は社内でも将来を有望視されているディレクターで、仕事を猛烈にこなしながら、6歳の息子をひとりで育てていた種本千晶(板谷由夏)だった。彼女には喘息で苦しむ保育園児がいたが、大切な会議に出席するためぜんそくに苦しむ息子を家に放置して出社し、さらに帰宅が遅れたことが原因で死なせてしまう。
子供に傷などもあり、検察は千晶を「保護責任者遺棄致死罪」で起訴。
有罪になれば、三年以上20年以下の懲役刑となる。
ドラマは自らも思春期の一人息子との拗れた関係に悩みつつ参加する主婦らしい折川福実の視点で
千晶に危険性の認識があったかが争点として裁判が進むなか、意外な事実が明かになったり福実が裁判のポイントとなる重大な点を発見をしたりと、証人等から貴重な証言を聞きだす・・・。
ドラマの中で市民から選ばれた裁判員たちは、彼女をどのように裁くのか?
自分がもし裁判員に選ばれていたらどんな判断をするのか、有罪無罪か?
最近裁判員に選ばれて呼び出し状を貰ったという知人が自分の周りに表れ人ごとでなくなった感があり新聞等でも
何かと裁判員裁判の話題が聞かれる昨今興味ある内容でした。
出演の元キャンデーズのスーちゃんこと田中好子が好演、他夫役佐野史郎,検察官役本田博太郎など,風間トオル,あき竹城,長谷川初範等脇役陣もよく好感の持てたドラマでした。

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