2015年カナダ戦争アクション映画。原題「Hyena Road」ボール・グロス監督作品。
カナダ版アカデミー賞(カナダ・スクリーン・アワード)3部門(視覚効果賞・ 録音賞・音響編集賞)受賞。
カナダ軍全面協力で制作されたハード・ミリタリー・アクション。イスラム系武装組織タリバン発祥の地といわれるアフガニスタン、カンダハルに派遣されたカナダ軍の兵士たち。無数の地雷が眠る危険地帯に足を踏み入れた彼らは、死と隣り合わせの過酷な状況の中で任務を遂行するべく戦う。
2001年9月に発生したアメリカ同時多発テロに端を発するアフガニスタン紛争で、カナダ軍はタリバン掃討作戦を遂行し、11年までの間に150人を超える兵士が犠牲になった。至るところに地雷が仕掛けられたエリアで、「ハイエナ・ロード」と呼ばれる復興道路建設に従事するカナダ軍狙撃部隊のライアン(ロッシフ・サザーラン)は、敵の総攻撃にあうも偶然逃げ込んだ村の長老に救われる。ある極秘任務に就いている情報将校のピートは、長老が地元の有力者たちに絶大な影響力を持つ「伝説の戦士」であると確信し、ライアンを連れ長老と接触を図る。
「自分の銃弾がいつか世界を変える」と信じるスナイパーライアンと冷徹なピートとの対比が面白い。実話らしいリアル感と「いつかこの国でオリンピックが開かれるのを見たい。」という2人の会話が実現するといいのにと思いながら映画を見た。
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