読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

城山真一著「ブラック・ビーナス 投資の女神」

2019-11-18 | さ行

2015年第14回このミステリーがすごい!大賞受賞作。

依頼人のもっとも大切なものを報酬に、大金をもたらす株取引の天才「黒女神」二礼茜。助手を務めるのはメガバンクに失望した元銀行員百瀬良太。金に困っている人を助けたいという思いでメガバンクに就職したが、その内情に失望して三年で退職した百瀬良太。良太は、零細企業を営む兄の金策の過程で“黒女神"、二礼茜と知り合う。茜は目的のためなら手段を選ばない株取引のエキスパートで、依頼人が本当に大切に思っているものと引き換えに大金をもたらす。兄が必要な資金を得るかわりに、良太は茜の助手を務めることとなった。社屋建設費用の借金に苦しむ老舗和菓子屋社長、薬物中毒で死亡した人気歌手の娘の死因を隠そうとする父親など、さまざまな人物が茜を訪ねてくる。茜はなぜこのような活動をしているのか。金を通じて人の心を描き出す。やがて二人は壮絶な経済バトルに巻き込まれていく。

どれも株取引を通じて問題を解決していく話リアル感のない展開だったが何故か読みやすかった。「傘を持たない人に傘を貸せる人になりたい。」2人の心意気は多いに同調する。いつも筋トレのヒロイン茜がいい。

20161月宝島社刊


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