自転車おやじのカリフォルニアゴールデン日記

ゴールデンレトリバーのジュリーのblogから、ロードバイクのブログへと衣替え。トライアスロンとサーフィンについても少し。

多くの人に感謝、感謝です

2017-04-12 14:40:22 | ゴールデン
「ブログは当分お休みします」とか「これが最後の投稿になるかも知れません」とか言った舌の根が乾かないうちに申し訳ないのですが、もうしばらくお付き合い下さい。


Julieが我々の元を去った一昨日、昨日、今日と、色んな方からお花を頂きました。





Julieはうちの家族にとっては、大事な家族の一員でした。でも、周りの方々にとっては、知り合いが飼っているペットとしての犬だったと思います。それなのに周りの方から、こんな風にお花を貰えるなんて、感謝しても感謝しきれません。これまで全く知らなかったブログの読者の方からも、たくさんの励ましのコメントを頂きました。皆さんの応援は、今の私達にとって、とても励みになります。本当に有難うございます。


今日は、どのような経緯でJulieが日曜日に旅立つことになったかについて、少し書きたいと思います。


Julieは去年の7月にガン宣告されてから、ずっと抗がん剤治療を行って来ました。最初の飲み薬はあまり効かず、2カ月ほど試した後、点滴で投与する抗がん剤に切り替えました。


これを3カ月ほど試した後、超音波検診でチェックしたところ、ガンの更なる転移が見つかりました。そして、違う種類の抗がん剤に切り替えました。2カ月後にチェックしてもらったところ、ガンは広がっていないとのこと。これで、「やっと抗がん剤が効き始めた」と少し安心しました。


ところが、その約1ヵ月後、今から2カ月半ほど前に、Julieの後ろ脚が急におかしくなり始めました。散歩の途中で脚が震えだし、散歩を途中で中断しないとダメなことがありました。その後、ほとんどまともに歩けなくなるまでは、2~3日もかかりませんでした。


そして、ドクターに診てもらったところ、詳しいことは骨のスキャンをしないと分からないけど、多分ガンが骨に転移して神経が麻痺して来ているんだろうとのこと。これ以上抗がん剤治療をやってもダメだろうという結論に達し、治療を諦めました。この時、「あと2~3週間」ではないかと言われました。これが今から約2カ月前です。


その後、Julieにピッタリの、このカートを見つけて来て、これで散歩をするようになりました。





Julieは歩けなくなった後も、このカートでお散歩に行くのが大好きでした。ガレージのドアを開け、「Julie散歩行くよ」と言うと、ヨタヨタの脚を引きずって、カートのところまでやって来るのです。本当にJulieの頑張る姿には心を動かされました。そして、このカートに乗っていつもの公園に行くと、トイレもちゃんと自分で出来ました。


でも、Julieの脚は週ごとに、最後は、日に日に悪くなり、最後の方はおしっこをした後、立ち上がれなくて、そのままへばってしまうような状況になってしまいました。でも、Julieが苦しんでいるようにはあまり見えませんでした。


そして、金曜日ドクタートムに診てもらったところ、「多分、Julieは苦しんでいるんではないか」と言われました。クンクン泣くことは一回もしませんでしたが、息が荒くなることが頻繁だったのです。それは苦しんでいる兆候だそうです。その日に、「今日、Julieを眠りに着かせても、間違った選択ではない」と言われました。でも、我々にはその決心がどうしても出来ませんでした。


家に帰って、みんなでとことん相談しました。家族みんな思ったのは、「Julieを苦しませたくない」ということでした。翌日の土曜日も、Julieとずっと一緒に過ごしました。








土曜日の夜、私は「Julieともう一週間一緒に居たい」と言いました。でも、うちの息子2人は。「それがJulieのためになるの?」と言いました。金曜日にJulieを家に連れて帰りたいと主張したかあさんも、「そろそろ楽にしてあげてもいいかな」と言います。結局、最後まで諦められなかったのは、この私でした。食いしん坊のJulieは、そんな時でもガツガツ色んなものを食べるし、私をみると尻尾を振るし... 決心の付かない私に比べ、どうやら、うちの息子達は知らないうちに立派な大人に成長していたようですね。


でも、トイレをするとき辛そうなこと、息が荒くなっているのを見て、これ以上Julieを苦しませてはいけないという結論に達しました。本当辛い選択でした。でも、正しい選択だったと心から思います。





Julieは、最後の最後までJulieらしく、幸せそうでした。最後まで食いしん坊だったし。


まだまだ、家の中にJulieが居るような気がして、ついついJulieを探してしまいます。でも、これは時間が解決してくれると思います。家族みんなで、たくさん、たくさんJulieの話をして過しています。


Julieは、ゴールデンリトリバーのブリーダーの方から、直接、譲り受けて来ました。でも、彼女は、我々にどの子犬にするかを選択させませんでした。うちの家族の様子をインタビューして、Julieを我々に選んでくれたのです。Julieは、病気はたくさんするし、異物を飲み込んで大手術をするし、手のかかる子でした。でも、かあさんがきのうふと、「あの時、Julieをうちに選んでくれて本当にありがとう」と言いました。私も本当に心からそう思います。「Julieがうちの犬で本当に良かった」と。


ちょっと重い話題でしたが、お付き合い下さり有難うございました。


では。