タイトルが恐ろしく意味不明(深い意味は全く無い)。
ルパン三世、主に次元大介の話。続きです。前回と次回のリンクは一番下に。↓
自分で絵を描く方は分かっていただける向きもあるかなと思うのですが、眼を描かないって描きづらいんですよ、表情(感情)や個性が一番出るのが眼と眉毛だから。
だから若島津くんも途中から眼を出すようになるんだと思うんですが。次元は徹頭徹尾眼を出さない(出すことももちろんある)。
次元の場合は特に、髪の毛じゃなくて帽子だから、隙間もないし眉毛のチラ見えもないし、とにかくもうパーソナリティを消そうという制作者の意思すら感じる。
以下、大塚明夫さんのインタビューより。
次元は、自分の身の丈がわかっていて、ルパンと相棒ではあるけれどもマウントの取り合いは決してしない。「自分は好きでルパンを助けてやっているんだぜ」というところから踏み出さない。いろんなことをわきまえた大人の男というところが、多分カッコいいんです。
引用元:大塚明夫に聞く“カッコいい大人”の美学 小林清志から継承する次元大介の魂 | ORICON NEWS
次元カッコいいですよね…。
何故、次元大介はルパンと張り合わないか、ライバル関係にならないか、というと、彼はルパンの陰だから、と言うのが私の個人的な見解です。最初にそう設定されてしまい、そこからはみ出しては存在できないからです。
イラストAC W, CM & H
拳銃全く分からないので何かおかしなところがあったら私のせいです。
生暖かく見守ってください
(その辺のところが宮崎駿監督に上手くハマらなかった原因なのではと、これも勝手に思っているです)
しかし決して次元はルパンに引け目があるわけじゃなく、本気で戦えば少なくとも互角には持ち込めるだろうと思ってると思うんですが。
敵対関係でしかあり得ない銭形、異性であり特殊な設定を背負う不二子と違って、ルパンが自分の中に生み出した自分の分身、それが具現化したものが次元大介なのではないでしょうか。ただし決して子分ではなく対等、だけれどもライバルではない。
次回は五右ェ門と不二子ちゃんの話をします。