子供の日。昼から雨。
例年、連休は最終日が空いているが、ラス前の今日が雨なので出かける事にした。きっと空いているだろう。という思惑はあたる。
今日のテーマはBL。ガーグラー系統のフライが有効と思われること、フローティングのポリリーダーを使ってみるとどうか?と試してみた。
そりゃインタミにポリリーダーのFSでピューパやストリーマを引っ張ると存分に出る事は判っている。特にローライトなので、ソフトハックル等表層が有効だろうってことは重々承知している。しかし、新しい釣り方を試さないで、アレならできるというのは腹立たしい。
もう一つは引っ張りの釣りは疲れるという事もある。7番を朝から晩迄振りまくると結構しんどい。
LLで放置プレイも悪くないんだが、それはなんとなく判っているので、BLを試すことにした。
BLの為に久しぶりに#6 Type IVを用意した。リールを見ると下巻が不足気味なので安物の4号ライン(16Lb相当)を追加。
するとこんな感じにピンクの下巻が艶やか(笑)になった。
このScientific Anglers(3M)のシンキングラインは25m長。
道理で比較的簡単にフルラインキャストになる(なお、エアフロのラインは30m超なので、フルラインキャストがしんどい)。
でも、思い出すとこのラインでもフルラインキャストができなかったから、そこそこキャストは上達しているのかもしれない。
さて、結論から述べると今回の釣りではBLのコツは掴みきれなかった。
フルラインキャストして(不要だけど)カウント100ぐらいまで放置。シンクレートが9.5~15.2cm/secということで9.5~15.2mまで沈んで着底しているはず。カウントダウンの最中に竿先がピクピクすることがあるが、ここでラインを引っ張ってもヒットしない。カワムツにでも突かれているのだろうか。
着底後、ゆっくりとリトリーブしてもよくわからない。昔日のバス釣りのヘビキャロの様なあたりがあると言うが・・・.
あたりは小さい。きちんとBLだ!という釣りは2本だけ。これも微妙なのはゆっくりとラインを引っ張っているとゴンゴンというアタリでラインハンドを引いたらヒットというパターン。#8のフライを丸呑みしているし。
一方、辛抱が足らないでイーッとなってくるので底を(ゆっくりじゃなく)引っ張ると、多くヒットするし、こっちのほうが性に合ってる(笑)。
引張りは裏切らない(笑)。でもここ迄沈めて引っ張りたくない。
BLの着底後の待機時間もよくわからん。と嘆いていても仕方が無いので、図を描いて考えてみた。
前提条件
するとこんな図を描くことが出来た。
まず、20m投げる。リーダー1.5mまで直線に伸びている。
本当は先端よりも先に手元が沈んだりするが、それは無視すると、フライライン先端が弧を描く様に沈下。
フライラインの先端が着底後、フライラインがL字型、桟橋の直下に鉛直に垂れた状態になるまで、フライラインの先端は17.8m先から10.8m先まで移動する。(水深9.2mなので、フライライン20mだと10.8m先で止まる)
このフライライン先端の移動をBottom Traceとする。
この図を描いて判った事は、
このBottom Trace 中はフライがゆっくりと底から浮かんで動くので面白い効果が得られるだろう。
図は縮尺が正確になるようにしたが、条件を変えてシミュレートできる様にしたい。と考えてExcelで計算できるようにした。
計算を簡単にする為にはモデル図を作る事が重要だ。これがモデル図だ。
中学数学の図形問題と同等レベル。各直線の説明をする。
二等辺三角形であるように補助線を引く事で簡単に解ける。
以下がシミュレート結果
横軸に時間、縦軸に距離を取って見てみると、L時型になる寸前(つまりフライが停止する直前)はフライが加速する感じが判る。
速度で表示してもよいが、5秒間隔のプロットを考えるとおよその想像はつく。
次に水深を少し浅くしてみた。
Sim.3 水深8.5m、ライン長20m。これもFree fallとBottom Traceはキチンと表示される。
時間変化の方は放置する迄。2~3分の大気が必要ってことを示している。
Sim.4とSIm.5は次の通り。
Sim.4
Sim.5
共通点はType V (0.16m/sec)のシンクレート。
シンクレートが大きいとSIm.1~3と比較するとよくわかるが、着底後のTraceがより速くなる。
これらのSimulationからわかったこと
そう、竿先からフライラインが完全に底まで垂れている状態になるまで待つのだ。そしてそこでさらに待つ。
そしてゆっくりとリトリーブ。
一応、BLでもヒットしています。
ワヅーカ・ユフネは自然が残っていることを痛感できる。最近固定桟橋はこいつがうろつくので注意。
水を呑んで左岸の流れ込み方面へ下りつつありましたが、そこには固定桟橋へ行こうと考えていた女性アングラーが・・・。
猪は目が悪いのか、15mまで接近してからハッと気付いてました。その後は固定桟橋裏の斜面を駆け上っていきました。
BLについて検索するとフルラインよりもシューティングテーパー(ST)の方が良いらしい。
これは底をまったりとラインが這うとフライを咥えた時に違和感を生じるためだそうだ。
先の図とは異なるが、STが全部横たわった時点でフライラインの先端は停止する。その後はゆっくりとラインを引いてトレースかな。
Type VIアタリのSTで様子見ですね。
例年、連休は最終日が空いているが、ラス前の今日が雨なので出かける事にした。きっと空いているだろう。という思惑はあたる。
今日のテーマはBL。ガーグラー系統のフライが有効と思われること、フローティングのポリリーダーを使ってみるとどうか?と試してみた。
そりゃインタミにポリリーダーのFSでピューパやストリーマを引っ張ると存分に出る事は判っている。特にローライトなので、ソフトハックル等表層が有効だろうってことは重々承知している。しかし、新しい釣り方を試さないで、アレならできるというのは腹立たしい。
もう一つは引っ張りの釣りは疲れるという事もある。7番を朝から晩迄振りまくると結構しんどい。
LLで放置プレイも悪くないんだが、それはなんとなく判っているので、BLを試すことにした。
BLの為に久しぶりに#6 Type IVを用意した。リールを見ると下巻が不足気味なので安物の4号ライン(16Lb相当)を追加。
するとこんな感じにピンクの下巻が艶やか(笑)になった。
このScientific Anglers(3M)のシンキングラインは25m長。
道理で比較的簡単にフルラインキャストになる(なお、エアフロのラインは30m超なので、フルラインキャストがしんどい)。
でも、思い出すとこのラインでもフルラインキャストができなかったから、そこそこキャストは上達しているのかもしれない。
さて、結論から述べると今回の釣りではBLのコツは掴みきれなかった。
フルラインキャストして(不要だけど)カウント100ぐらいまで放置。シンクレートが9.5~15.2cm/secということで9.5~15.2mまで沈んで着底しているはず。カウントダウンの最中に竿先がピクピクすることがあるが、ここでラインを引っ張ってもヒットしない。カワムツにでも突かれているのだろうか。
着底後、ゆっくりとリトリーブしてもよくわからない。昔日のバス釣りのヘビキャロの様なあたりがあると言うが・・・.
あたりは小さい。きちんとBLだ!という釣りは2本だけ。これも微妙なのはゆっくりとラインを引っ張っているとゴンゴンというアタリでラインハンドを引いたらヒットというパターン。#8のフライを丸呑みしているし。
一方、辛抱が足らないでイーッとなってくるので底を(ゆっくりじゃなく)引っ張ると、多くヒットするし、こっちのほうが性に合ってる(笑)。
引張りは裏切らない(笑)。でもここ迄沈めて引っ張りたくない。
BLの着底後の待機時間もよくわからん。と嘆いていても仕方が無いので、図を描いて考えてみた。
前提条件
キャスト:20m
水深:9.2m
桟橋からのキャスト(ボートも同じか)
ライン沈下:バナナフォール
フラットボトム
フライライン:ユニフォームシンク(直線)
ティペット:1.5m (5ft)
水深:9.2m
桟橋からのキャスト(ボートも同じか)
ライン沈下:バナナフォール
フラットボトム
フライライン:ユニフォームシンク(直線)
ティペット:1.5m (5ft)
するとこんな図を描くことが出来た。
まず、20m投げる。リーダー1.5mまで直線に伸びている。
本当は先端よりも先に手元が沈んだりするが、それは無視すると、フライライン先端が弧を描く様に沈下。
フライラインの先端が着底後、フライラインがL字型、桟橋の直下に鉛直に垂れた状態になるまで、フライラインの先端は17.8m先から10.8m先まで移動する。(水深9.2mなので、フライライン20mだと10.8m先で止まる)
このフライライン先端の移動をBottom Traceとする。
この図を描いて判った事は、
着底後フライライン先端はズルズルと底を擦って行く
ちょっとした障害物があると手元のフライラインがピクピクする。
これがアタリみたいにも見える。
ちょっとした障害物があると手元のフライラインがピクピクする。
これがアタリみたいにも見える。
このBottom Trace 中はフライがゆっくりと底から浮かんで動くので面白い効果が得られるだろう。
図は縮尺が正確になるようにしたが、条件を変えてシミュレートできる様にしたい。と考えてExcelで計算できるようにした。
計算を簡単にする為にはモデル図を作る事が重要だ。これがモデル図だ。
中学数学の図形問題と同等レベル。各直線の説明をする。
Line lengthはキャストした時のライン長
Angle lineは着底後の水面から底迄のライン長(斜めになっているライン)
Trail lineは着底したフライライン長(底を這うライン)
Sink Distanceはフライラインのシンクレート(Type IVとかVIのこと)に応じて時間と共に沈下する距離。
Angle distanceは最大深度とAngle lineから算出できる距離。(斜め部分が着底するまでの距離)
Max depthはフラットな底の最大深度(学校のプールみたいな感じと思って欲しい)
Angle lineは着底後の水面から底迄のライン長(斜めになっているライン)
Trail lineは着底したフライライン長(底を這うライン)
Sink Distanceはフライラインのシンクレート(Type IVとかVIのこと)に応じて時間と共に沈下する距離。
Angle distanceは最大深度とAngle lineから算出できる距離。(斜め部分が着底するまでの距離)
Max depthはフラットな底の最大深度(学校のプールみたいな感じと思って欲しい)
二等辺三角形であるように補助線を引く事で簡単に解ける。
以下がシミュレート結果
Sim.1 and Sim.2
グラフからBottom Trace区間が簡単に求まる。破線はフライラインの最終形状。ゆっくりとリトリーブすればこの破線がフライラインのトレースになる。Type IV ( 0.1m/sec )
最大深度9m (Sim.1)と6m(Sim.2)を比較。
シミュレートの時間は5秒毎。
図はライン先端の軌跡。フライとリーダーはこの先端についていると考えれば良い。最大深度9m (Sim.1)と6m(Sim.2)を比較。
シミュレートの時間は5秒毎。
横軸に時間、縦軸に距離を取って見てみると、L時型になる寸前(つまりフライが停止する直前)はフライが加速する感じが判る。
速度で表示してもよいが、5秒間隔のプロットを考えるとおよその想像はつく。
次に水深を少し浅くしてみた。
Sim.3 水深8.5m、ライン長20m。これもFree fallとBottom Traceはキチンと表示される。
時間変化の方は放置する迄。2~3分の大気が必要ってことを示している。
Sim.4とSIm.5は次の通り。
Sim.4
25m長、水深9m
Sim.5
20m長、水深6m
共通点はType V (0.16m/sec)のシンクレート。
シンクレートが大きいとSIm.1~3と比較するとよくわかるが、着底後のTraceがより速くなる。
これらのSimulationからわかったこと
BLではキャスト後にラインを張った状態で沈めていき、着底後も暫く放置。そうすることでラインが鉛直に足れる迄底を自動的に這ってくる。
そう、竿先からフライラインが完全に底まで垂れている状態になるまで待つのだ。そしてそこでさらに待つ。
そしてゆっくりとリトリーブ。
一応、BLでもヒットしています。
ワヅーカ・ユフネは自然が残っていることを痛感できる。最近固定桟橋はこいつがうろつくので注意。
水を呑んで左岸の流れ込み方面へ下りつつありましたが、そこには固定桟橋へ行こうと考えていた女性アングラーが・・・。
猪は目が悪いのか、15mまで接近してからハッと気付いてました。その後は固定桟橋裏の斜面を駆け上っていきました。
BLについて検索するとフルラインよりもシューティングテーパー(ST)の方が良いらしい。
これは底をまったりとラインが這うとフライを咥えた時に違和感を生じるためだそうだ。
先の図とは異なるが、STが全部横たわった時点でフライラインの先端は停止する。その後はゆっくりとラインを引いてトレースかな。
Type VIアタリのSTで様子見ですね。
この時期は、ボトムにあまり居ないのかも。