なごみの湖は雨でリアクションバイト

昨日に引き続いた内容で、なごみの湖でフライを楽しんできました。
ターゲットはニジマス。

朝からシトシト雨が降り続く中、燃料残量を気にしながら走って10時頃に現地着。
気温は19℃と一気に冷えた。天気予報ではこの辺の最高気温が22℃前後なので、下着に長袖の発熱シャツ、上からゴルフ用の襟付きトレーナー。そして安物の合羽という出で立ち。ライトエリアには濁りが入っているが本湖は入っていないとのこと。また所々水が入れ替わっているみたいとのこと。

明け方の雨とこの気温。風呂に「シャワー」で水を足すと表層から順々と冷やされるように表層の水が中層の「ぬるい水」と混じると考えたが、
１）水の絶対量が少ない(2006年09月13日　鷲峰山の降水量が1-21時で42mm)。
２）雨がそれほど冷たくない(京田辺の気温が20℃前後)ので温度差がそれほど無い。
とこの雨によって底まで水温が均一化するようなターンオーバーは考えにくいが、表層から中層までが同じ温度になるような機構が働くことは予想される。
この温度差消失によって水温が16℃を切るようになるとものすごく活性が上がると思われるが、まだ水温が19℃程度なのでむしろ過ごしにくい層が拡がったと考えた方が良いだろう。（雨で表層酸素が増えたのは良い傾向だが）
この状況で晴れて乾いた穏やかな夜を経由すると放射冷却と気化熱による表層水温の低下が生じるだろう。（それが底層水温より低いとターンオーバーで水がひっくり返るので一気に活性が下がる）その時期は10月半ばと読んでいるが・・・。

さて、概論はこれくらいにして釣りの話しに行きましょう。

第一桟橋にルアーの方が二人。ボチボチ大きいのが釣れているとのこと。
フローティングラインに紫のBHマラブーをセットして沈めてみるがアタリがない。何となく嫌な予感。そこで調子を見るためにボムにする。CD40までアタリがない。Lift and Fallで誘っても駄目。２週間前に近いかも知れないと判断し、第二桟橋へ移動。

これは正解。

軽く10m程度上流へ投げてラインを足元に展開。もうすこし投げようと軽くラインを引くと２リトリーブ目でアタリ。合わせると久しぶりのヘッドシェイク。フライはアプリコットカラーのボム。どうも落とすだけより動かす方がよい？そして第二投目。もう少し奥へ投げてCD5程度で引くと「ガツ」っとこれも心地よいヘッドシェイク。雨の降る中良い感じで釣っています。でもLLのライン引き込みが見られません。もう一度紫のBHマラブーに戻しても同じ。フォーリング途上ではなく、リトリーブです。気づけば10尾を越えています。そして昼飯。

雨はひどく、結構鬱陶しい状況です。そして下流側へフルキャスト。フォーリングで当たったのは１回。CD20だから「いかにもLL」と思いましたが、この一尾以外はリトリーブ。しかもどちらかというと急激なリトリーブがよく、小刻みな手首のリトリーブよりも肘を使った方がガツガツって感じでヒットしました。追い食いも見られたので第二桟橋の活性が高い様で移動は大正解でした。

昼過ぎ早々にフォーリングを諦めシンキングに換えましたが、同じ調子で肘のシェイクでリトリーブすると飽きない程度に釣れていましたが、気づくと釣りのペースが鈍っています。魚のライズも消え、水面は雨の波紋だけ。よくみると中央桟橋や第一桟橋でポツポツライズしています。どうも魚が移動したようなので、第二桟橋から中央桟橋へ。そしてこの頃には貸切状態であることに気づきました。中央桟橋ではスタンプ近傍でポツリポツリ釣れますが、イマイチなので第一桟橋へ。

ここはフルキャストが楽しいです。しかしフォーリングは深くしても浅くても駄目でした。結局ここもリトリーブでした。どうもリアクションバイトで食いついているようで、ファーストリトリーブでないとあかん状態はルアーの方が圧倒的に有利でしょう。クランクが良かったかも。

18時過ぎに見切りをつけて引き上げました。17時過ぎの爆発もなく合計20尾弱で終えましたが、竿を引き絞るでかいのんが多かったから吉としましょう。

なお、雨が厳しいのでデジカメは封印していました。（携帯はジーンズのポケットで合羽を脱ぐのが一苦労なので撮影していません）