ふだん折り畳んでいる羽を
AT(アーマード・トルーパー)の一つ、スコープドッグの実物大モニュメントを堪能してきました(以下、ボトムズ)
「科学忍者隊ガッチャマン」「タイムボカンシリーズ」「機動戦士ガンダム」など数多くのアニメに登場するリアルロボットを手掛けたメカニックデザイナーこと大河原邦男(おおかわら くにお )氏の地元が、ここ稲城市
稲城市が推進する「メカニックデザイナー大河原邦男プロジェクト」の一環として、彼がデザインした数々のモニュメントやデザインマンホールを市内に設置することで、町おこしに一役買っているのです
何でも体験できてしまう昨今、特筆すべきは現地に足を運んでこそ体験できるスケール感と場所性を地道に活かしたまちづくりにあると感じます。
端末に溺れることなく、なるべく自分の足を使って実体験したいですから
<中野BWで当時のポスターを発掘b>
全くわからないのですが、主人公キリコ・キュービー(CV:郷田ほづみ)は釣り目で髪の毛が水色、見るからに怖そうな顔付き💦(以下、キリコ)
周囲におらず、しばらく独り占め
標準ズーム・精密照準・広角と3つのレンズが忠実に再現され、劇中ではパイロットのゴーグルを通して視覚情報が直接伝わる設定なんだとか
つたって乗り込むコクピットは、「鉄の棺桶・動く棺桶」と云われ、100年戦争において生存率の低い兵器と揶揄されるほど見るからに窮屈💦
<赤く塗られた左肩を再現>
全身緑系でしたが、今年7月末から左肩を赤く塗った「レッドショルダーカスタムVersion」にお色直し中
<背部にはミッションパック用フック>
人の革新「ニュータイプ」という設定がありますが、キリコも稀有な概念を持ち合わせ、ボトムズは正に🔥彼そのものの物語🔥といったところ
ボトムズと云う作品タイトルは、
ドロ水をすすり地ベタを這いつくばりながらも戦い続けるキリコたちのような存在(=最低野郎)を象徴した単語であり、彼らが操縦するATがこういったカラーリングなのも合点がいきます
<グライディングホイールを備えた脚部>
主役が乗るロボットばかり注目しがちなところ、本作の主役機は丸頭で小柄な寸胴体形ですから、当時は興味を持てないわけです(笑)
さらに…
<右腕にはヘビィマシンガン>
歌う渋いテーマ曲、個性的なキャラクターに命を吹き込む声優陣に重厚な劇伴、そして銀河万丈氏(ジャン・ポール・ロッチナ役)が叙情的に締めくくる予告ナレーション🎤といった音響面も作品を盛り立てた魅力の一つ
「炎のさだめ🔥」と「いつもあなたが☔」の2曲♪
動かないモニュメントですが、漢心をくすぐる劇中のアームパンチや昇降機構といったギミックを彷彿とさせる作り込みに感服しました
<実物の約1/5スケールで全高3.6m>
今回はアニメ初期の骨太なものに原点回帰してデザインしたとのこと。
いなぎ発信基地ペアテラスに
そして...
<この背景で愚痴り合う二方の対比w>
市民の憩いの場とあって、
平日に先客は年配女性が2人だけ
勤勉な太陽の下に晒され💦、ここで休憩がてら冷たいモノをいただこうと注文したのが….
<正式名称:稲城の苦いコーヒー 380円>
(作品を観てない方にしたら何を云っているか分からず申し訳ないところ、私の小さな興奮すら伝わってないかもしれません:苦笑)
<40周年記念の企画展が開催中b>
当時の作品と云ったら…
4クール約50話を一年通して放映するのが大半だった頃、ボトムズはキリコが戦う舞台を1クール毎に分けることで視聴者を飽きさせない工夫がされていました
・ウド編 :物語がはじまる市街地
・クメン編 :ジャングルの湿地帯
・サンサ編 :宇宙空間と砂塵舞う荒野
・クエント編:砂漠地帯
さらに…
<監督と大河原氏そろっての記念撮影も>
高橋良輔監督が
作風を織り交ぜてサラッと書き上げる脚本を元に銀河万丈氏が渋く格好いい声で次回予告で締めくくるのが、とても印象的
その予告編の中に…
「キリコが飲むウドのコーヒーは苦い」という台詞があり、そのフレーズにインスパイアされたのが「稲城の苦いコーヒー」なんだとか☕
兵士として戦い続けてるキリコは、
酒も飲まず(知らずに飲んだことがありますが:笑)、劇中では料理や珈琲に一切こだわりのなかった男ですが...
<一人、贅沢な時間でしたw>
ニッチなこのアイデア商品をもって、
実物大のスコープドッグを遠くに眺めながら苦いコーヒーを飲む、というシチュエーションは現地に足を運んでこその醍醐味
<初めてマンホールカードをもらいました>
カップのデザインも
分かる人にはわかる、凝ったデザインです。
ムセルとは、
ボトムズのオープニング曲のフレーズ「炎の匂い染みついて、むせる」からで、赤い文字はタイトルロゴと類似したフォントで作られていますから、相当なボトムズ愛を感じてしまいます
もちろん苦いコーヒーとは何ら結び付きはないものの、ワードセンス一つとっても作品の世界観が小さな一杯に詰まっていることが、自分としては何だかうれしいもの
<大河原氏がデザインしたマンホール>
慣れ親しんだアニメの世界観が、
今や町おこしのモニュメントとして設置される時代にあって、多くの目に触れることで市民権を得る存在になるのは明白
マニア・ファン・オタクと、人を疎むように散々な呼び方をしていた人達が、いつの間にか手の平返しで「推し活」といい換えて、その活動は財力と忍耐力が続く限りはコアな傾向になりつつあります
ナレーションやキャラクターの
台詞一つひとつを覚えたり、非常に細かい設定や知識を蓄えるほどコアな方々は全国に数多いると思いますから、作品に因んだ場所性を十分活用かした町おこしやニッチな商品展開が一層進むことで、「好き」を共有できる機会が増えると個人的にはニンマリですね
稲城市が推進する、
「メカニックデザイナー大河原邦男プロジェクト」の次なるモニュメントに期待したいと思います
装甲騎兵ボトムズ、めちゃ懐かしいですね。
本放送当時は戦争をリアルに描きすぎていて、
今ひとつとっつきにくいと思っていましたが、
兵器感のあるロボットデザインは大河原さんの真骨頂ですね。
実物大モニュメントがあるとは知りませんでした。
今度行ってみます。
コメントありがとうございます😊
おっしゃる通りだと思います❗️
モニュメントに適したサイズ感で駅前に鎮座してますので、ぜひ足を運んでみてください‼️
それにしても、凄い時代ですね🛠️
実物大のスコープドッグ!良いですね♪僕も常々行きたいと思っているのですが、埼玉からだと車でも電車でもなかなか行けなくて…。
写真で色々見せていただいたので、すごく嬉しかったです!
『ボトムズ』好きでした。
でも、最後をはっきり覚えていないんですよね。
主題歌はめっちゃ覚えてます。
『ボトムズ』に引っ張られて、『ガリアン』とか『ゴットマーズ』とか『バイファム』とか、今凄く思い出しています。
懐かしい~(*´∀`)♪
コメントありがとうございます😊
実物でも3.8mと小柄なのでモニュメントとして、ちょうどいいサイズ感だと感じます🗿
間近で見ると重厚感がありましたよ👁️
あの地に永劫佇んでいると思うので、都内に出かける用事ありましたら何とか寄ってみてくださいね❗️
コメントありがとうございます📺
サンライズ作品はボトムズをはじめ、ダンバイン、クラッシャージョウ、バイファムが40周年ですが、今だ色褪せない魅力があると思います。
コメントいただき、まだ観てないシリーズがあるので大河原氏デザインの作品をまた掘り下げてみたくなりました📕