今日、何気なくつけたテレビから流れてきた一言に衝撃を受けました。それは「ことばは発する者のものではない。」というものです。「ことばは受けとめる者のものだ。」というのです。
同じことばであっても、その言い方、その場面、相手の状況によって受け止められ方は様々です。感覚としてわかってはいたものの、はっきりとそれを表現されたことを耳にして、しばらくうなってしまいました。
スマートフォンやラインなどで相手に心情を伝えるのが時に難しくなるのはまさにこのためだと思います。相手を励ますつもりで言った言葉が逆の意味にとられてしまって怒らせたりさらに落ち込ませてしまったり、誤解を生むことも少なくはないはずです。
現在、塾生たちの多くは定期試験直前のため、今日も定期試験対策を行います。生徒たちへ向ける言葉が、生徒たちにどのように受け止められているのか、その重さをあらためて意識しながら、ことばを投げかけていこうと思っています。