私立高校に推薦入試で合格した生徒には、都立高校の一般入試問題を解くように話しています。志望校を決定する過程で都立高校も候補の一つとしてあげて来た生徒が多いこともありますし、都立高校を受験してからその私立高校に入学してくる生徒もいるためです。さらに、推薦入試で合格してからのおよそ1カ月間、緊張感を持って学習を継続してきた生徒と、すっかり気が抜けてしまった生徒とでは本当に信じられないくらい大きな差が出ますから、学力を大きく下げさせないねらいもあります。
今日は都立高校の一般入試問題が発表されたのでその問題を解くために生徒がやってきました。その生徒は受験が終わってからもほぼ毎日塾に来て勉強をしてきました。それでも英語を解いてみると入試前よりも得点力はずいぶん下がってしまっていました。
やらなければならないことがわかっていて、毎日継続して取り組んでいたにも関わらず、やはり入試があるのとないのとでは緊張感、集中力などの点でどうしても差がついてしまうものですね。
まだ国語の長文が著作権の問題があって掲載されていませんが、今度高校一年生になる生徒にはぜひ解いてもらい、自分の学力が向上しているのか、維持できているのか、あるいは学力が落ちてきてしまっているのか、把握してもらいたいと思います。