昨日夕方、高校受験生の英語補講を行いました。一番にやって来た生徒に「期末試験、返って来たよね。どうだった?」と声をかけると、「塾長、カコイチ!カコイチ!」の返事でした。最初「カコイチ???」と私の頭にはクエスチョンマークが並びました。その生徒の表情からすぐに「これまでで一番(過去一番)!」の意味だと察しました。中学三年生の二学期にこれまでで一番良い成績を取るのは簡単なことではありません。中学一年生の時に比べれば内容はもちろん難しくなっていますし、部活を引退し高校入試に向けて頑張り始めた生徒が周囲には多くいますから、出題も難しくなっています。その中でこれまでで一番良い成績を取ったのですから、相当な努力があったに違いありません。
私は試験対策期間も毎日すべての生徒に声をかけるようにしています。この生徒にも毎日確認していました。数学や理科は自信があったものの、英語は少し心配だったようです。100点やもう少しで100点の科目が並び、それに比べるとほんの少し英語は100点から離れていましたがそれでも立派な点数を取ってきました。
塾に来る前はあまり家でも勉強をしてこなかったと聞いていました。毎日の試験対策を通じてどうやって努力したらよいのかを知り、そしてそれを実行してきたからこそ結果に結びついたのだと思います。そしてその努力がまずは一つの結果となって表れてきました。ここから受験まで今回の姿勢を忘れずに突っ走って欲しいと思います。
ところで、昨日はドイツ対日本のサッカーワールドカップを最後まで見てしまいました。初めにPKで1点を取られ、やはり勝つのは難しいかな、せめて引き分けになってくれないかな、と一観客でありながら半ば諦めて見ていました。すると後半になってあれよあれよという間に同点、そして逆転、そのまま見事な勝利、と驚きの結果を見ることができました。やはり努力は大切だと思いましたし、最後まで諦めず全力を尽くして戦うことの大切さを見せつけられたように思います。
生徒達、そして私達教える側も一致団結して難関校や人気校に合格できるよう、日本代表を見習って努力を継続し最後まで諦めずに戦い抜くことが大切だとあらためて思いました。今夜は高校受験生たちの英語の授業があります。日曜日に迫ったスピーキングテストの対策とともに長文読解問題や文法問題などの対策を行う予定です。来春の高校入試の合格発表では彼らのサポーターとして歓喜の声をあげたいと思います。