目標なんか捨てろ

毎日、メールボックスを開くたびに、ちょっとゲンナリしてる。自分で購読したメルマガでも、つい面倒くさくなって読まずに捨ててしまったり、読んでも辛うじて意味が取れる程度に流し読みしてしまう。けれども、まれにちゃんと読まざるを得ないものがある。今回、下に引用するナガクライズムレターの第29回もそうだ。

前回のブログの記事で、「目標を定めることの効果についてのイェール大学の調査の嘘」についての相馬一進（かずゆき）さんのメルマガ記事を引用した。意図したわけではないけど、今回の長倉顕太さんのメルマガ記事も、やはり目標設定に関するもの。

ちなみに私も「目標を紙に書いて、いつも見えるところに貼っておく」というのをしばらくやったことがあるが、それで何かが実現したことは、ほぼない。

その方法で成功した、ということを本に書いている人もいるので、全く意味がないわけでもないかもしれない。でも、それで上手くいかないなら、そんなやり方に固執する必要は全くないはずだ。

いや、そもそも目標なんてホントに必要なのか？

成功法則の中では、よく「まず目標を立てよ。目標もなしに、どうやって成功するというのか」ということが語られるが、目標を立てても実現しないなら、目標の立て方を変えるより、目標を立てること自体を止めてしまうという選択肢もあることに、この記事を読んで気づいた。

そもそも「成功するには○○をしなさい／○○をしてはいけない」なんてガチガチの制約の中で仮に成功したって、それって幸せなことなんだろうか。だって、成功したい理由は「自由を手に入れること」なのに、成功するために自由を放棄するなんてシャレにならないでしょ。

あらゆる前提は疑ってかかった方がいい。そして、今までが上手くいってないなら発想を根本から変えることだ。例えば「成功して自由を手に入れろ」ではなく、「成功しなくても、いかに自由だけは手に入れるか」とか、そういうところから考える方が絶対、面白いと思う。


高橋優の『誰がために鐘は鳴る』とともに次を読んでくれ。

ちなみに、このメルマガはオレの毎日のフェイスブックを掘り下げたものになってるから、フィード購読を。いつの間にか友達が５０００人超えてたんで。

http://www.facebook.com/kenta.nagakura.3

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成功しない自己啓発依存者たち

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今年に入って多くのセミナー参加者と対話し、感じている。
フォレスト出版時代も多くのセミナー参加者を見てきたし、話もしてきた。

でも、感じるまでにはいたらなかった。

きっと、オレの中で、
「この人たちはお客さんで、オレの人生には何の関係もない」
って思ってきたんだろう。

ほんと、最悪だ。
だから、自分が成功もしていないのに、

「わかりやすく、甘い言葉だらけの本やセミナー」

をプロデュースしてきたんだろう。
そのときは、

「本やセミナーはあくまでもきっかけだから」

なんて、言い訳しながら。

もちろん、そのときは一生懸命だったし、
著者の人たちは良いものを作ってくれてた。

それは間違いない。

でも、オレの売り方は甘い言葉で情報弱者を釣っていただけ。
もちろん、オレが作った本で人生を変えた人も多くいた。
これは事実。

でも、全員は変わっていない。

もちろん、全員なんて変えれないかもしれない。
でも、全員変えるつもりで作ったり、考えたりしないとダメじゃね。

だって、目の前に人がいるんだから。
だから、オレはこの１年間、セミナーやりまくってよかったって思ってる。
まじ、みんなに会えたからね。
直接、感じることができた。

オレ自身、まだまだだけど、
今までとやり方を変えなければいけないってことには気づけた。

それで、思うのは、昔ながらの自己啓発なんか意味ないってこと。
だって、昔ながらの自己啓発って、

成句者が成功した後に書いたもの

なわけでしょ。

ダメじゃね？
リアリティないよね？

そりゃあ、成功したヤツが書いたことなんだから、納得できる内容だよ。
頭では納得できるよ。

でも、できないっつーの。
できたら誰も苦労しない。

いい？

頭でわかってるけど、できないっつーの。
できないもんだから、真面目なオレたちは自信を失う。
でも、安心しろ。自信を失う必要ないから、安心しろ。

紙に目標を書いたら成功する？

そんなわけないだろ？笑
笑わせるな。

てか、そういう本も作ってたけど。笑

じゃあ、紙に志望校だけ書いて合格するのか？

するわけないだろ、馬鹿！

いまだにこういった自己啓発書が好きなやつがいるが、絶対に成功しない。
きっと、こういう本を読むのを趣味にしてるだけなんだ。
セミナーに出るのを趣味にしてるだけなんだ。

成功したいヤツがセミナー講師とピースしながら写真にとって、
フェイスブックにあげるか。
そろそろ真剣に人生を変えることを考えようぜ。

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目標の奴隷たち

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じゃあ、何がやばいかっていうと、オレたちは知らぬ間に、

目標の奴隷

にされちまってるってこと。

そうだろ？

小さいときから、

早くオムツが取れるように
早く歩けるように
早く字が書けるように
テストで良い点を取るように
良い中学校に入るように
良い高校に入るように
良い大学に入るように
良い会社に入るように
課長になるように
部長になるように

…とか、勝手な目標をいつも目の前にぶら下げられて生きてきたから、
なんでもいいから目標がほしくなる。

だから、

「目標を立てなきゃ」

とか、

「目標がないとやばい」

みたいな心境になったりする。

それにつけこんで、オレみたいな詐欺師は、

「目標達成する方法」みたいな本

とか、年末年始には、

「目標設定セミナー」

みたいなもんをマーケットに打ち込む。

でも、考えてもみろよ。

目標なんて本当に必要か。
それが本気でやりたいものなら、目標なんかにしなくてもやるよね？
じゃあ、目標ってたいして必要じゃなくないか？

てか、なくてもいいでしょ。
もし、目標がないと生きれないなら、目標の奴隷になってるだけ。

目標の何が悪いかっていうと、

達成できない自分が自信を失う
目標にフォーカスするから、自分の本当の感情に向き合えない

ってことが起きる。

覚えておけよ。

達成できない自分が自信を失う
目標にフォーカスするから、自分の本当の感情に向き合えない

さっきも書いたけど、目標達成できないからって自分を責めることはない。
だって、オレたちは自分で人生を決めてはいけないって
学校で洗脳されてきたんだ。

だから、自分を責めることはないんだ。
でも、もう気づこうぜ。

目標なんかなくたっていいってことをね。
だって、部長になってもしょうがないでしょ。

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自信を奪われるオレたち

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そうなんだ。

オレたちはいつのまにか自信を奪われる。
いつも言ってるけど、

生まれてきたときは自信満々

だったはず。

遠慮する赤ちゃんなんかいないから。

でもいつの間にか、オレたちは、いろんな価値観によって自信を奪われていく。
それは、

昔ながらの自己啓発本しかり、
目標を次々に持つように強要する社会システム

によって奪われていくわけ。

だって、全部の目標を達成するヤツなんかごくわずかなはず。

なにが言いたいかっていうと、結局、

目標なんかいらなくね

ってこと。

わかる？

だって、やりたいことならやってるはずだし。
目標がなきゃできないことがあるとしたら、
そんなもの大してやりたくないはず。

やめちまえ。
大しておもしろくもない目標なんか捨てちまえ。

良い事なんか何もないよ。
忍耐力がつく？

それって、いらないから。
そういう時代じゃないから。

わかる？

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今ここにいないオレたち

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いい？
ここで良い話をしてあげよう。笑

この前の大人の大学で、ゲルマンさんが本当に良いことを言ってくれたんだ。

「将来のビジョンはありますか？」

って質問に対し、

「そんなのないよ」とゲルマンさん。

「なんで自信があるんですか？」

って質問に対し、

「自信とかじゃない。ただ、今に正直なだけ」

とあっさり答えてくれたわけ。

ほんと、そうだよなって思ったんだ。
前回のナガクライズムレターに書いたことを、
そのまま言ってくれた感じだった。

わかる？

将来なんて考えなくていいんだよ。
今だけ感じればいいんだよ。

もう一度言う。

将来なんて考えなくていいんだよ。
今だけ感じればいいんだよ。

いい？

将来を考えて不安になったり、
必要もない目標を立てて自信を失ったりしていくと、いつの間にか、

いつも今じゃないことばかり考える

ようになっちまうわけ。

そうなると、

今を感じれなくなる

んだよ。

ゲルマンさんが言った「今に正直」になれないんだよ。

オレたちの多くは、
起こりもしない将来の不安を考え、
自分の感情を押し殺し、今に正直に生きない

ってことをやってる。

本来、やるべきことと逆をやってる。
だから、人生がうまくいかない。

人生がうまくいかない人って、ほんと「ここぞ」ってときにミスる。
目の前にあることにミスる。

ほんとそう。

そういう人は、いつもエネルギーを未来の不安だったり、
過去の出来事に使ってて、今に使ってない。

だから、人生がうまくいかないんだ。

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ヤリ逃げでいい！

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じゃあ、どうすればいいのか？

ヤリ逃げ

でいいんじゃないか。

そのとき、やりたいことをやればいい。
後も、先も考えずにね。

ほんと、これでいい。

成功することもあれば、失敗することもあるよ。
そりゃあ。

でも、結局は、アナタはなんとかするよ。
オレが保証する。

なんでだかわかる？

アナタはこれを読んでるんだから。

いい？

今までもどうにかやってきたから、アナタはこれを読んでる。

いい？

アナタにも今までにいろんなことがあったはず。
悲しいことや、辛いこと。

でも、どうにかやってきたわけでしょ。

だから、これから先も余裕なの。
アナタはいろんなことを克服できる人だから。

っていうか、それが人間なんだよ。
どんなことでも乗り切ってしまうのが。

だから、

安心して「ヤリ逃げ」

しよう。
一緒に。

感想待ってるね。
mail@kentanagakura.com
（最近、少ないから、よろしく。笑）

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