節分が過ぎるのを待てずお雛様を飾りました。
前を通る度に立ち止まって向きをちょっと変えたり。
「今年も並んだねぇ~」ニヤッと笑ってしまいます。
95歳、母の誕生日でした。数年前からプレゼントは止めてお弁当を用意しています。
出かけるのはデイサービスだけで必要な物もないし、面倒を見ている弟夫婦が晩御飯の支度をしなくて済むように。
「95歳なんてすごいね、良かったね」と声を掛けたけど、じっと見ただけだった。
何でも本人は90歳だと言っているらしい。「去年も90で永遠の90だよ」と弟が笑った。
本当に90歳になった時は「私は90なのよ、90歳なんてすごいでしょ」と、はしゃいでいたっけ。
5年の歳月は大きい。
誕生日も母の日もこれが最後かもと思いつつもう何年にもなる。
私が誰かも認識してないと思うし、私の声では聞こえていないとも思う。
あまり考えず、これで良しとしよう。