仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

読書録 2023年10月下旬

2023-10-31 14:48:00 | 読書録(備忘)
10月23日『関ヶ原』司馬遼太郎 1974年初読。若狭少将木下勝俊、北政所の甥、金吾中納言小早川秀秋の兄。そういった人物がいたことすら知らなんだ。伏見城代の身でありながら見事な脱出ぶり。徹底して中立を守った桑名城主・氏家内膳正行広、見事なり。蒲生郷舎の死に様もまた見事!現実家と理想家。家康と三成の違いは所詮そこに行き着く。現実をありのままに捉える家康と、かくあるべしと自らの理想に現実を当て嵌め . . . 本文を読む
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