【昔の手帳から】 ３月２４日 （81年：春山出發、82年：春山Meeting）

【１９８１年】（１囘生）

春山出發豫定 船橋20:00集合
22:06上野→宇都宮18番　學割往復約￥3,500
米５合、パン３食


Ｃ高山岳部の春山合宿。
行き先は北アルプスの鹿島槍ヶ岳から那須連峰に變更されてゐた。
同行するＯＢの心理的負擔はかなり輕減された。
とは云ふものの、雪山であることに變りはないので、油斷は出來ない。
同行したＯＢは、私と同期のクサカと、２年下のヌマタだつたと思ふ。
だとすると、ヌマタは「夏山合宿に參加した部長は１浪する」といふ永年の傳統を破壞した不埒なヤツだつたのか？
それとも１浪が決まつてやけになつて春山合宿に參加した？

出發は船橋驛。
京成上野驛から國鐵上野驛まで歩いた記憶がないので、おそらく國鐵船橋驛だらう。
「宇都宮18番」といふのは宇都宮驛の18番ホームだらう。
こんなことを書いてゐるところを見ると、誰かがここで合流することになつてゐたのかもしれない。

なぜここに米とパンのことが書かれてゐるのか、わからない。
３泊４日の山行で米５合といふのは多いやうに思ふが、朝食で２囘米を使つたのか？
或いは、吹雪でとぢ込められた時の爲に、豫備食として２食分の米を持つていつたのかもしれない。
パンはひる飯だと思はれるが、定番の「ぶたここ」（東鳩の「バターココナッツ」）はもはや使はれなくなつたのか？
さういへば、ひるに魚肉ソーセージを食べる習慣がなくなり、イシイのハンバーグをそのまま食べてゐるのを見て驚いたのは、この時だつたかもしれない。




【１９８２年】（２囘生）

春山ミーティング


Ｃ高山岳部の春山合宿。
前日の「つるや」でのミーティングで、行き先が南アルプスの仙丈岳から尾瀬の至佛山に變更された。
この日は、出發前日の最終ミーティング。
山岳部の顧問に、スズキ先生に加へてヤスダ先生が加はつてゐた。
ヤスダ先生は、私は教はつたことがないけれども、確か英語の先生だつたと思ふ。
ワンゲルの顧問をしてをられるといふことだつたが、雪山の經驗がどれほどあるのか、不安に思つた記憶がある。