仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

読書録 2025年2月中旬

2025-02-20 05:39:00 | 読書録(備忘)

2月18日
『侠客』(上・下) 池波正太郎
1979年刊行

初読。
塚本伊太郎=幡随院長兵衛の物語。
江戸時代初期、寛永から明暦にかけての、家光・家綱の頃。
父の仇である唐津八万三千石の大名、寺沢兵庫頭を討ち取って、旗本の水野十郎左衛門に匿われた伊太郎は、水野の家来にならぬかとの誘いを断り、町人となって「人いれ宿」を継ぎ、幡随院長兵衛と名告るのだった。
長兵衛は、発展する江戸の町を築く人足を差配する頭として力をつけて、市民から信頼されるとともに、公儀からも認められる存在となっていった。
それゆえに、街中で無法の限りを尽くす旗本奴(はたもとやっこ)たちとぶつかることも多く、明暦の大火後、ついに彼らと全面対決することに。
旗本奴の頭領にまつり上げられていた水野は。立場上やむなく長兵衛を自宅に招くことにしたのだが…
なぜか名前だけは子供の頃から知っていた幡随院長兵衛。やっとどんな人だったのかわかった。 
 
 


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