仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

川西能勢口の「鳥處 福笑」にて

2009-02-20 22:02:05 | 日々雜感
わざわざ千葉は九十九里濱といふ地の涯から來てくれた母に、何かご馳走をしようと、阪急の川西能勢口驛高架下にある「鳥處 福笑」といふ鳥の專門店に行つた。

ご馳走をする、と云ひながら、母がくれる1萬圓札を拒みきれなかつた私。
くれると云ふものを斷つては申し譯ないからなあ・・・

6時に豫約してゐたのだが、30分もするうちに滿席。
どうやらとても人氣のある店らしい。

それもその筈で、出てくるもの出てくるもの、すべてが美味い。
上の寫眞はつきだしの「温泉卵入り煮麺」。
この卵の美味さはただものではない。

ざつと手當り次第に料理を注文して、酒は「立山」吟釀、香住鶴の純米酒。
美味い料理に舌鼓を打ちながら、思ひ出したやうに料理の寫眞を撮つた。
撮り忘れた料理多數。




丹波地鳥のたたき、ゆず胡椒添へ。
ゆずの香と炭火の匂ひが渾然として、なかなかのもの。




つくね。
軟骨も少し入つてゐて、齒ざはりが樂しめる。




背肝。
手前の白つぽいのは、鳥の白子。
鳥の白子は初めて食べたが、あつさりとしてゐながら、ねつとりとした食感がよい。
このあたりから、酒が效いて來たのか、ピントが合はなくなつて來た。




鳥料理屋のくせに、何故かお品書きにあつた、生牡蠣。
これがまた美味い。
日本酒に合ふし、鳥料理の合間の休憩によい。




ますますピントが合はなくなつて來た・・・
こちらは、ささみの鹽燒きにめんたいこを乘せたもの。
ささみの淡白さをめんたいこが補つて、乙な味だ。
ますます酒が旨い。


3人で酒を6杯飮んで、いい加減腹が膨れるほど食べて、それで1萬圓少々。
家からも近いし、これは良い店を見つけたものだ。
これもみな母上のお蔭。
母上、どうもありがたうござりました。


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